アラカンバァバの思い

あっという間に還暦過ぎてアァ・・ビックリ!

優しいこころ

2014年06月17日 | ツレの介護
以前、娘が孫に浴衣を着せたところ、
上手く着せられず帰り頃はデレデレになったらしい

今年は孫をそんな目に遭わせたくないと

市報に載った浴衣の着付けを申し込んだので
浴衣を貸してくださいと娘が昼にくることになる

ツレは入浴日だったので
早めに入浴を終え

私は娘と待ち合わせて
娘の父方の祖父の墓参りを一緒に済ませていると
ツレからメールがはいり
「具合が悪いから昼は要らない」と言ってくる

娘「私が来るから要らないと言っているのかな・・」と聞いてくる

しばしばある事で
そんな時は知らん顔している方が早く回復するから
大丈夫と答える

帰宅して
浴衣の中から好きなものを選んでもらうと
娘「残りは二階に戻しておくね」と
二階にあがるなり


「加藤さん、お邪魔してます~
ゴニョゴニョ・・・」と
二階の奥のツレの部屋に行った娘の声が聞こえる

手前の
私の部屋だけに行ったんじゃないんだとその声を聞きながら
昼食の支度に取りかかる

娘は降りて来るなり
「お墓の帰りに
直ぐに食べられるようにお昼ご飯、何か買ってくれば良かったね」という

娘の好物を食べさせたいから
前日から仕込みを済ませた私

ツレ用に
ツレの好物を軽目に用意して
二階に持って行こうとすると

娘「私が持って行こうか?」と聞いてくる

そうだね、と依頼して

娘「加藤さん、入りますよ~」とツレのドアをノックする声を聞きながら
私の心が
とても穏やかになっていく

ゆっくり出来ないからごめんねと
昼食の片付けを終えた娘が帰る

夕食時
すっかり元気になったツレが
「あかねさんは、優しいね・・
オレの部屋に挨拶してくれて、嬉しかったよ・・」という

その時、見ていたNHKのテレビで
10代や20代の若者が家族の介護に明け暮れている人数が
把握出来ているだけで
17万人もいると言っている

取材を受けていた方達のお顔は

年齢よりも早熟とも私にはみえる・・
苦労が老けさせてしまったのかな・・と老婆心

その先を思いやって泣けてくる

けれど
この方達は、慈愛に満ちているお顔でもある

この優しい子供さん達が
損というような世の中になって欲しくはないものだ・・と強く思う

どうか
社会の仕組みとして支援できて欲しいものだ・・!!

泣けたついでに
娘に心をはせ

娘が心配りを自然に出来るようになったと言うことは

この私が
娘に苦労を背負わせたからなればこそなのか・・と
もっと涙・・















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2 コメント

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それは違うよ! (たえ)
2014-06-18 07:42:25
親の背中を見てあかねちゃんは大きくなったんだよ。
無理なく自然に行動出来る優しい子に育ったのは、さっちゃん、あなたの子だからだよ。
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Unknown (アラカンバアバ)
2014-06-18 18:04:59
たえちゃん、優しいコメントありがとう!

親の背中・・今後も頑張ります!!
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