アラカンバァバの思い

あっという間に還暦過ぎてアァ・・ビックリ!

脳出血してから209日目(四年前の出来事)

2011年07月22日 | ツレの介護
気持ちがいい天気なので外用の車椅子を道路に出して
近くの公園までツレを連れていく

小さな公園で誰も居ない
「此処は歩きやすくていいな♪」とツレはご機嫌になる
「これで若い娘さんなんかがベンチで本でも読んでいたら最高だな、グフフ^^」

そんな意見は無視して
初めて外で自立歩行させてみる
ツレは
「それは無理・・・恐いから絶対だめ!」と断るが
家で歩くよりも安全に出来るから大丈夫だよ~!と説得して
いざ歩き始めてみたら真剣ながら楽しそうに歩く

もう一度歩くよ。今度はここまでね、と言って
合計で10メートル程歩かせてみる

外に出たついでに
「もう一個の公園に行ってみよう」と移動する
途中で
「外は気持ちがいいな~」とツレの軽口が全開になり

「今朝食べたエノキがさっきウンチで半分出かかったんだ~
うんち茸(だけ)だな
ダケって言ってもオンリーじゃないぞマッシュの方のダケだぞ~」なんて
人に聞かれたらどうする?と言うような冗談がどんどん出てくる

折角行った公園は工事中だったけれど
公園前の道は人通りも少なくて歩きやすいので
車椅子を道の脇に止めてツレを歩かせてみる

遠くに見える畑にブルドーザーが入っているのが見え
そこの梅林が根こそぎ耕されてしまっている
「パパ!此処も開発されているよ・・・寂しいね・・・
「私達のお気に入りだった景色が段々に少なくなって行ってしまうね」と
私はガッカリしてしまったが
ツレは案外平気で自分が歩くのに夢中

「あ~ワンコだ♪病院ではワンコに会えなかったから久しぶりに見たな」と
散歩中のワンちゃんにニコニコ

帰宅して家事をしているとツレが2階から呼ぶ
「片付けを手伝って欲しいの」と言い
「これは彼処に、あれは此処に」と指図をしてくる
ツレが一人で出来る事も私にやらせようとするので

「時間がかかっても自分でやれる事はやって置いてよ!
私だって忙しいのよ!」と叱ると
「自分でやると立ったり座ったりするだけで凄く大変なんだよ~」と怒っている

午後にケアマネさんがやって来て
今後のスケジュールと契約などについて説明を受ける
退院後の様子などを質問され
ツレは話を聞いてくれる事が嬉しいらしく饒舌に話しをしている
緑成会病院のリハビリの先生方の話になり
ツレは
「二人とも熱心にやってくださった」と報告し始めて
感極まって、また泣く

また感情失禁だわと思いながらも
ツレの涙を見ていると
私にも込み上げて来てしまうものがあり困る

買い物をツレに頼まれて外出し
少しでも安く買ってあげようと2軒探してから帰宅して
「買った物の代金は頂きますよ」と言うと
「なんでよ~?」と聞き返す

ツレの仕事に使う物なのだから以前なら自分から
「幾らだったの、ご苦労様」と言ってくれたのに
ツレはケチになったのだろうか・・・?

夕飯の支度などで忙しいのに、また2階で
「サッチャン~来てよ~」と呼ぶので行ってみると
「小腹がすいたの・・・何か食べるもの持って来て~」と言う
持ってきて貰いたいなら最初に呼ぶときにそう言ってくれれば
二階に上がるのは一度で済む
腹立だしい思いで
「もうすぐ夕飯なんだから我慢しなさい!」と怒ってしまう

自分の仕事が全く出来ずにイライラしてくる

ツレがこの日に食べたニワライフ5包ロイヤルセレクト6粒アガリクス2包


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