荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

両国周辺/回向院ー2

2018年03月18日 | 散文
回向院は江戸時代の興行の場所でした。
見世物や相撲が行われていました。
芥川龍之介も見世物や操り人形劇などを楽しみました。
相撲で言えば、天保4年(1833)から国技館に開催場所が移される76年間、相撲興行本場所の地でした。
国技館は、この回向院の境内に明治42年(1909)に建設されました。
32本の柱をドーム状に集めた鉄骨の建物は「大鉄傘」とも呼ばれ、1万3千人収容の大競技場でした。
その土俵があった場所です。


商業施設の駐輪場に円形として残されています。


隣に回向院の山門が見えます。

つまり、ここも回向院の境内でした。
バブルの頃売ったのでしょうか?

冗談はさて置き、回向院に戻ります。
回向院は東日本大震災で大きな被害を受けた陸前高田市の寺を支援しました。
昨年、その際に知り合った同市の製材所から杉を取り寄せ、耐震補強で天井に杉材のやぐらを張り、龍を描きました。
すると「鳴き龍」が起こるようになったそうです。
受付で許しを得て手を叩きました。
拍手に共鳴して「い~~んんん~」と反響しました。

ご覧のとおり真新しい天井ですが、この寺の新しい名物になると思います。

両国は花火の名所でした。
「隅田川花火大会」として現代も東京の夏の名物です。
回向院の隣に「両国花火資料館」があります。
一度も行った事がありません。

なんと!
12時からの開館です。
余り客が来ないのでしょうね。
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