金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【GⅠ回顧】 高松宮記念・日経賞・毎日杯・マーチS

2022-03-29 07:32:31 | 競馬

 まずは阪神の毎日杯勝ったのは、スクリーンヒーロー産駒ピースオブエイト好スタートからマイペースの逃げへ。うまくスローペースに落とせたのが勝因の一つ。そのまま直線に入っても、逃げるピースオブエイトと、2番手のモーリス産駒ペジャールを、後方の馬が追いかけても差がなかなか詰まらないラストに、ようやく後方から、1番人気のドゥラドーレスが鋭い差し脚で追い込んできましたが、時すでに遅し

 勝ったピースオブエイトは、これでデビューから3連勝で重賞制覇。クラシックへ向けて主役候補へ名乗りを上げました。3着のドゥラドレスは賞金を積むことが出来ませんでしたので皐月賞は断念。ダービートライアルへ向かうことになるでしょう。

 

 次は中山の日経賞勝ったのは、ドゥラメンテ産駒タイトルホルダー好スタートからマイペースの逃げへ。雨で重めの馬場をゆっくりと、脚にダメージを残さないように走っていました。3コーナー過ぎから、早めにスパートをかけて、後続に脚を使わせる形に持ち込み、直線では、外からヒートオンビート、内からボッケリーニが鋭く伸びて来ていましたが、この2頭の追い上げを凌ぎ切って、クビ差、クビ差の勝利

 勝ったタイトルホルダーは、これで本番に向けて優先出走権獲得。前年の菊花賞馬らしく、きっちり勝ち切りました。先週勝ったディープボンドとの決戦が楽しみになりました。2着ヒートオンビート、3着ボッケリーニともに、本番の天皇賞春に向けて好レースが出来ました。こちらも楽しみであります。

 

 そして中山のマーチS勝ったのは、パイロ産駒メイショウハリオ中団待機で脚を溜めます。前は流れており、絶好のポジション。直線では先に抜け出したパイロ産駒ケンシンコウを追いかけて、残り100mのところで捉まえて1/2馬身差で勝利メイショウハリオは重賞2勝目2着はケンシンコウ、3着は後方から差してきたキンシャサノキセキ産駒ブルベアリサーチとエンパイヤメーカー産駒ヒストリーメイカーの同着

 狙っていたカデナは5着。位置が後ろ過ぎたのが敗因。ダートなので、せめて中団後方くらいに待機できると良いのですけどね‥。

 

 最後に、スプリントGⅠ高松宮記念勝ったのは、ゴールドアリュール産駒ナランフレグいつものようにスタートは良くなく、ほぼ最後方待機の形に。前は1番人気のレシステンシアが逃げる展開で流れるレースに。ナランフレグは内埒際を進んで、4コーナーから直線に入っても、最内側を突く選択。すぐ前にはトゥラヴェスーラが居たが、もう1頭分だけ隙間ができるそこを突く形で、もう一段瞬発力を発揮。ゴール前では、ナランフレグ、ロータスランド、キルロード、トゥラヴェスーラ、メイケイエールと、ほぼ差のない形でゴールへ。クビ、ハナ、クビ、クビで、1着ナランフレグ、2着ロータスランド、3着キルロード、4着トゥラヴェスーラ、5着メイケイエール。

 大激戦を制したナランフレグは、最内にスペースが出来た幸運も味方そこを見逃さなかった丸田恭介騎手のファインプレー。丸田恭介騎手は嬉しいGⅠ初勝利で、彼の男泣きには感動いたしました。

 まず、惜しかったのはロータスランドと岩田望騎手最内が空かなければ、この馬が勝っていました。そして、1番強い内容だったのが、17番枠から豪快に追い込んだメイケイエールと池添謙一騎手これだけ長く良い脚が使えたので、マイルも大丈夫だと思います。次も狙いたいと思います。

 そして1番人気のレシステンシアと横山武史騎手逃げた戦法は悪くなかったと思います。それよりも、ダイワメジャー産駒の短距離馬は、5歳くらいで燃え尽きる馬が多い。真面目なレシステンシアは、そろそろ燃え尽き症候群になりつつあるように感じました。次も危険な人気馬になりそう。


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