金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【POGの季節到来!】 2つの冊子の発行が待ち遠しい3月!!

2022-03-18 07:42:14 | 競馬

 3月も中旬になると、いよいよ、あの2つの冊子の発行が待ち遠しくなります。

 我々、ディープな競馬ファンからは『赤本』と呼ばれている「POGの達人  須田鷹雄監修 光文社発行」と、最新の種牡馬情報を満載している「パーフェクト種牡馬辞典 2022-2023  栗山求/望田潤監修 自由国民社発行」の2冊です。

 

 まず3月末くらいから店頭に並ぶのは、「パーフェクト種牡馬辞典」。2021年末までのJRA競馬成績を反映した、最新の種牡馬成績と産駒の傾向が詳細にまとめられており、これを参考に普段のレース予想に使うのも良いのですが、有力な種牡馬の今年度デビュー予定産駒についても、血統的な背景のコメントが掲載されているため、6月からスタートする「POG」=「ペーパーオーナーゲーム」、すなわち、競馬雑誌や競馬新聞、あるいはケーブルTVの競馬番組などが主催している「ヴァーチャル馬主ゲーム」の参考書として活用されるのです。

 「POG」をもう少し詳しく説明すると、例えば、2022年にデビュー予定の2歳馬を10頭選んで、その10頭が来年のダービー当日までに稼ぐ賞金額の多さを競い合うというゲーム。実際にお金を払って馬を買う訳ではないので、タダで馬主になった気分が味わえるゲームなのです。成績上位者には、主催する競馬雑誌社から豪華賞品が貰える仕組み。

 じゃタダならば、高額の血統馬ばかり選べば勝てるのでは?と考えるところなのですが、高額血統馬には人気が集中するため、選択が重なった場合は「抽選」ということに。そうなると、高額馬のペーパーオーナーになることも難しいので、やはり、人気が薄い馬の中から、血統的な組み合わせが面白い馬を選ぶことがポイントになります。

 そこで、この「パーフェクト種牡馬辞典」が活用される訳です。ちなみに、この種牡馬辞典の監修をしているのが、令和のNO.1血統評論家である栗山求氏。第一人者が監修していることが、この種牡馬辞典の人気の源泉になっているという次第。

 

 もう一つの「POGの達人」は、5月下旬頃に発行される「POGのバイブル」とも言える冊子です。この冊子の監修者は、POG自体を世の中に広めた張本人、競馬評論家の須田鷹雄氏であります。こちらの冊子が、6月からはじまる2歳新馬戦直前のギリギリまで発行を待っているのは、2歳馬を育成している有力牧場からの情報や、2歳馬を預かる有力厩舎からの情報を、ギリギリのタイミングまで集め続けて、その情報を纏めているから。まさに、POGゲームの必勝情報が満載されていることが人気の理由であります。

 

 一般の競馬ファンは、まずは馬券ファンとして入門する訳ですが、その後、馬主になった気分を味わえる「POG」や、あるいは「ダービースタリオン」などの競走馬育成ゲームを通じて、血統の世界や育成の世界を広く深く知ることになり、真の競馬ファンに成長していくことになります。そのように、競馬をより深く、正しく楽しめる道筋を作った偉人が、この須田鷹雄氏。毎年「POGの達人」を購入する時、必ず、須田鷹雄氏の顔を思い浮かべて、彼に感謝をしながら、この冊子を手にしております。

 

 皆さんも、ぜひ、お手に取ってみて下さい。デビューしたばかりの2歳戦を見る気持ちが変わってきますよ!


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