映画を観た。
★ソーシャル・ネットワーク
原題:THE SOCIAL NETWORK
原作:ベン・メズリック
監督:デヴィッド・フィンチャー
撮影:ジェフ・クローネンウェス
音楽:トレント・レズナー
キャスト:ジェシー・アイゼンバーグ、アンドリュー・ガーフィールド、ジャスティン・ティンバーレイク 、他
2010/アメリカ
《フェイスブック》と言われても特に興味が湧くでもないが、PCを操る《危ない話》ということで観た。
映画冒頭の二人会話シーンだが、どちらが論理的に優れているか試しているみたいだ。主人公マークの性格がよく出ていて面白い。とにかく早口でしゃべる、恋人にも「論理の構築性」で負けたくない、当然ふられてしまう。しかしこのことがきっかけで「危ないハッキング」に手を染め、そしてとうとう「会員制のソーシャルサイト」のビジネス化へと突き進む。ビジネスが最終目的というより、「自分の論理の正当性の証明」をしたかっただけのような他愛のないことのようにも見える。デジタル世界は所詮「白黒の決着」が自己目的となっていくようだ。
マークは天才か?アナログ的無駄をしない合理的感性の持ち主ではある。
彼は裏切り者か?ビジネスの論理に突き進んだだけである。
彼は危ない奴か?相当に危ない。他人の情報を徹底的に盗む。
自己防衛と正当性を主張するのみ、そこには良心の呵責なんてなんにもない!
この種のタイプはあちこちにいる。《情報は金》である。