駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

君知るや安倍の国

2014年12月10日 | 政治経済

         

 今朝は少々眠い、真夜中に患者さんが亡くなり2-4AM眠りを中断された。年寄りのせいか一端起きてしまえば、なんとか一日働けそうだ。

 国民と野党には思いがけぬ師走選挙、自民党の圧勝と報じられている。野党があまりにもお粗末とはいえ、安倍政権にお墨付きを与えてもよいものかと危惧している。安倍首相がどんな人か気が付かないのだろうか。それとも、安倍側に寄り添えば悪くは扱われないと判断しているのだろうか。

 アベノミクスを争点とは言っているが、経済政策にはさほどの選択肢はないのではないか。共産党の大企業絞り出しや維新の会の橋本代表の公務員給与カットは別として、第三の矢の方向とセイフティネットの部分くらいの違いだろう。

 安倍首相が取り戻そうとする日本の中身とその手法には不安を感じる。方法と目的は不可分に結びついており、策略による達成には瑕疵が残る。安倍首相の異論に対する敵愾心は並外れていると看破している。特別秘密保護法には反対であるが、その他の政策に関しては異論に耳を傾け熟議を尽くせば、特別反対ではない。憲法も本当に改正であれば、五十年に一度くらい変えるところがあってもよいと思う。ただ、他の首相の手でと思えてしまう。なぜか、安倍首相はこの十年の首相の中で一番恐ろしい人のように感じられる。

コメント (4)
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