駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

印象派は好みだけれども

2014年12月17日 | 小考

           

 マネもいいがモネが好みで、印象派を愛でてきた。どうもこの印象という言葉がこの一群の絵画に相応しいかどうか難しいところだ。意味のある言葉に落としてしまうとそれに引っ張られてしまうので、場所や時代あるいは代表的な作者の名前を組み合わせた呼称の方がいいかもしれない。

 確かに印象派という言葉は納まりがいいとは思う。

 この印象と言うのは恐ろしいもので、アギーレ氏の八百長疑惑、どうもそうしたことをやりかねないご面相といっては失礼だが、ザックだったらまさかという気がしたと思う。尤もこれには、予断が混じっているかも知れない。

 公人だから引き合いに出しても良いと思うが、政治家の外見印象の意味はあまりにも大きい。小沢さんなんだか怖そう、石破さんなんだかぶっそう、海江田さんなんだか頼りなさそう。話し方も流暢ではなく、心地よさに欠ける。声も小沢さんはまずまずだが石破さんはもう一つ、海江田さんはよくない。引退した石原さんは今こそ瞬き爺さんだが、若い時はハンサムでそれだけで集票力抜群だった、今でも、安陪さん前原さん橋下さんなどは顔声話し方で、ずいぶん得をしていると思う。岡田さんも次期民主党の党首の候補のようだが、陰気な印象が抜けきれず、申し訳ないが不利だと申し上げなければならない。

 中身が大切、中身で印象も変わるとしても、なかなか其処まで届かない。マスコミには隠れた意図があることも多い。

 石破さんなどはちゃんと聞けば内容のあることを話しているのだが、少し回りくどいところがあり、ちゃんと聞いてくれる人は少なそうだ。石破さん野田さんは随分まともだと思うけれど、肝腎要の決断で間違えてしまった。日本の進路に影響があったという意味で責任は大きい。悪影響だったとすれば罪は深い。 

コメント (2)
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