駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

過ぎると冷気が凍み入る

2014年12月12日 | 医療

                 

 昨日講演会の前に二十分ほど時間があったので、少し伸びた髪を切って貰おうと早い安いの整髪屋に入った。きちんとした床屋と整髪屋を交互に使い分けているのだが、早い安いの整髪屋は職人が十人くらいローテーションしていて、なかなか馴染みに慣れないのが難点だ。ど近眼なので眼鏡を取ると、進行状況が分からない。整え終わってから鏡を見せられても切り足りない場合は良いのだが切り過ぎた場合はあれあれということになる。確か1cmと言ったのに2cm切られた頭で出てきた。お陰で今朝はさほど寒くないはずなのに、頭に冷気が凍みた。

 講演会の方は涼しい頭に良く響き、NOACの新しい見解を叩き込んできた?。一日一回投与のNOACは駄目で一日二回の方にしなさいと明白なお話だったのだが、フロアーではスポンサー寄り過ぎではないかという声も聞かれた。確かに一日二回のNOACがスポンサーであった。成る程と思わせる講演内容ではあったのだが、胃カメラで組織を取る時に出血が怖くて抗凝固剤を止めた場合、その後脳梗塞が起きれば、訴訟で負けますという言い方など、どうもスッパマンのような講師で、ちょっと過ぎてるんじゃあないのとも思った。

コメント
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