私が貧乏症のせいもあろうが、習っている絵に今月は行かないことにした。というのは今月は頑張っても二回たぶん一回しか行けないからだ。今までもこうして数ヶ月に一度はまるまる休んできた。というのは月四回までで九千円の月謝なのだが、一回でも同じ額なので勿体ないという気がして、時間が取れそうにない月は全休して月謝は無しにして貰っている。
入会すれば行かない月も支払う教室もあるのだろうか?。それなら多分辞めることになる。今通っている教室の細則は知らないが、開催二年目からでもう十年通っているから、何も言われないのかもしれない。正直に言えば多少割高でも一回幾らにして貰った方が有り難いのだが、言い出しづらく申し出ていない。
通っている教室は六十代以上の女性が八割で、男性は私と同年代が僅か五六人しかいない。殆どの男性は私のように月四回は通えていないようだ。
習い事というのは本来欠かさずきちんと通うべきものだろうが、仕事をしていると、どうしても決まった曜日に必ず出掛けることが難しい。だから、一回毎の謝礼というのもありにして欲しいと思うのだが、いかがなものか?。
このほかにもよく考えると料金には、不思議というか納得しにくい所がある。医療費もそうだと言われそうだが、、医療費は公定できめ細かく定めてあり、どこでも均一になっている。尤も、内容や運用には違いがあり、全く均一と言うわけではなく、中には首を傾げるところもあるかも知れない。
それはさておき、物の値段というのはどうやって決まるか、色々な絡繰りもありそうだ。経済学では需要と供給で決まるとすっきりしたことを言うらしいが、それは全体としてということで、個別の細部では色々な変形があると見る。習い事、贈答品や手間賃などには、別のメカニズムもありそうだ。なんだか、だいぶん脱線したが、物の値段は考えればなかなか一筋縄ではいかないところがありそうだ。それが相場と言われても、首を捻りたくなることもあるのだ。