サッカーU23がオリンピック予選でタイに快勝した。13日の北朝鮮戦に続き二連勝し、これで決勝トーナメントへの出場を決めた。手倉森という珍しい名前の監督は中々の手腕を持っている。
緒戦の北朝鮮は体格体力に優れた難敵で正直四分六分で押され気味であったが、前半五分に奪った1点を堅守しての辛勝だった。緊張からかどこかちぐはぐな選手の動きであったが、勝ち切れたので、まずまずのティームとの感触だったが、実力で北朝鮮に劣らないタイに完勝したので、経験不足だが底力のあるティームなのが明らかになった。私には馴染みのない名前の選手ばかりだが、ハリルジャパンに見劣りしない感じがした。守備も悪くないし、攻撃力決定力もある。連携というか一体となって動く能力に欠けるところはあるが、それは時間を掛け手倉森監督が仕込んで行けば改善されるだろう。
六人選手を代えても、全くティーム力の低下を感じさせず、層が厚いのが実証された。サッカー選手に広い裾野があり、自ら海外に飛び出して活躍している若い選手を知り頼もしく感じた。
手倉森という監督も掘り出し物のようだ。ここに来てやや低迷するJリーグとどうも手腕に陰りを感ずるサッカー協会の先行きに光を感じた。
リオのオリンピックに出場し活躍が期待できる。勿論、勝って兜の緒を締めるのを忘れてはならん。