駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

下意上達

2021年01月31日 | 政治経済
            

 緊急事態宣言が有効だったようで、新型コロナの感染者数が減り始めている。どこまで抑え込めるかはまだ不透明だが、緊急事態宣言が有効だったように観測される。宣言の何がどう有効だったかを迅速に調べ検証する必要がある。飲食店の時短が有効だったのか、宣言で国民が外出を自粛したから有効だったのか、或いは温かく湿度が上がる陽気が偶然重なったためかなど、調べなければならない。
 そうした調査研究をきちんとやっている機関があるのだろうか、朝日毎日読売NHKなどは観測データを収集分析している部署が政府内にあるか調べて報告してほしい。あればデータを公表させる圧力を掛けたい。それは機密でも何でもない。科学的に考える基になる。不都合な事実を隠し誤魔化す政治を一掃しなければ、明るい明日は来ない。
 飲食店での感染の実態、街中への人出と感染の関係などデータがなければ科学的で有効な手の打ちようがない。無策様子見で失われた半年間の間にもデータの蓄積はあるはずだ。
 民度が高いので、不十分な対策でもそれなりの効果が出たのが現状と見る。感染者が減ったのは主に国民の力によるもので、自らを律せず国民を罰そうなどという内閣の力によるものは小さい。本当にコロナ対策が第一というならオリンピックとゴーツーを白紙に戻して、台湾中国に見習った対策を打つべきだ。新型コロナで死ぬ人を減らすのが内閣の仕事なのを自覚してほしい。中国は専制国家だから可能というのは言い逃れに過ぎない。日本人は民度が高く従順で同調圧力が高いので、首相が国民を納得させる政策を打ち出し心を動かす演説が出来れば、中国に負けない統制の取れた感染対策が出来ると申し上げたい。そうすれば無観客ならオリンピックが開催できるかもしれない。ワクチンは心情効果はあっても実質的には不確かで十分な数は間に合わないだろう。
コメント
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