日本時間の本日夜半にジョー・バイデン氏が第46代アメリカの大統領になる。私は幅広い閣僚を揃え再びアメリカをまとめようとするバイデン氏に期待してるのだが、前途多難とか最弱の大統領になるだろうとか、評論家の意見には厳しいものが多い。自己主張の強い人たちに囲まれて身動きがとれなくなるという意味と理解するが、実際はどうなってゆくだろう。バイデンさんは常識があるようなのでトランプのようにメキシコ国境に壁を作ったり外国人排除など極端なことはしないだろうと思うがどうだろう。
二十一世紀で失われつつあるのが常識というもののような気がする。常識って何と聞かれそうだが、成熟した大人の感覚判断というか知恵のようなものと思う。常識のある人は常識のない人よりも信頼できるとしたもので、私はバイデンはトランプよりも常識があると見ている。
後期高齢者で多少体力の衰えと物忘れはあるかもしれないが、判断は間違えないと思う。リーダーの仕事は適切な判断を下すことで、政策の細部に精通している必要はない。希望的観測かもしれないが、バイデン大統領がアメリカのコロナを沈静化し、世界の不安混沌を和らげてくれることを期待している。