駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

鶏か卵か

2010年06月12日 | 町医者診言
 国民の信頼があって初めてリーダーシップが発揮できると菅さんは演説したが、これには直ぐ「またトラストミーか」。と小泉ジュニアから横槍が入った。当然予想される反応で、なんでまたそんな直截に表現したのかと思う。どうも理系の対人対処が出てしまったようだ。
 リーダーシップがあるから信頼が生まれるのか、信頼されるからリーダーシップが生まれるのか。鶏と卵のようだが、どちらも本当で、どちらかと言えばシーダーシップがあるから信頼される方が力になり、それが本筋だと思う。信頼がなかった人達からも信頼を勝ち取るには、優れたリーダーシップによって実績を上げるのが一番の方法だからだ。
 田中真紀子氏が今がピークだと厳しいことを言っているが、どうもこうした寸鉄人を刺す言辞は親譲りのところがあるようで、真紀子VS新次郎を見てみたい。尤も、真紀子氏は相手にしないだろうが。
 
 菅さんはお遍路さんで変わっただろうか、まあ少しはと言うところだろう。教養というものの評価が黄昏れているようだが、あと半歩で前期高齢者としては教養が付きにくくなっているだけで本当は教養の重みが増していると考えている。鳩氏はもう一つ、菅さんにはかなり不足している印象を受ける。このままでは能吏に操られるイラ菅路線になる恐れが大きい。仙石でなく枝野、前原でなく原口、岡田でなく細野がキーパーソンで、この三人を活用すれば活路が開けるというのが町医者の見立てだ。
 まあ、本業では診立てが良いと来てくださる患者さんも居られるのだが、どうも政治は床屋談義の域を出ない。それでも世の金太郎飴政治評論家よりはましだろう。

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