ザックジャパンがサウジに5-0で快勝した。先制点が効き、サウジの意欲を削いだ。サウジはアラブ諸国の中では洗練されたサッカーをするのだが、しつこい粘り強さはもう一つのようで、ワンサイドゲームになってしまった。
日本は結構層が厚く、本田松井川島を欠いても遜色ないゲームが出来た。前田は得点し自信を取り戻したろうし、伊野波は持ち味を出し内田の脅威となるだろう。西川は安定したキャッチングを披露して川島の代役が十分務まることを示した。もう一つと言われていた岩政も使われれば経験を積んで賢い潜在能力が引き出されてくると思う。
ザックはオフト以来もっともまともな監督だと思う。まともというのはバランスが取れて自然(監督の意図を押しつけるのでなく選手の良さを引き出す)だからだ。好ましいというか愛すべきと云うか、日本サッカー協会はもたつく人選で叩かれたが、思わぬ拾いものをしたのではないか。強い個性というか癖のある監督は応援する方もちょっと疲れるところがあるので、ザックおじさんは大変宜しい。