京都・宇治の陶芸教室 朝日焼作陶館 スタッフブログ

登り窯の横にかまえた朝日焼作陶館 「深く楽しい陶芸の魅力」に触れることができる窯元ならではの陶芸教室です

窯焚き本番

2022-04-05 15:57:37 | 登り窯(玄窯)
窯焚きのお話・さかのぼり~。


窯の一番前の焚口。
一番暑くて一番は派手な場所。
ぶっちゃけ、この焚口を焚き終ると
左右に分かれての窯焚きになるので
窯の中は炎が躍り
ドラマティックな展開をしておりますが、
外の人間は至って淡々と。(笑)


一番前の焚口に入れるための
薪を用意しているところ。
中央の半円のところに左右から
3本ずつ互い違いに差し込むでしょ、
その横の丸い場所から4本は入れるでしょ。
あっという間に薪の束がほどけます。
階段を数段上がった所からも
4本薪を入れるので、忙しい。


薪の補充のタイミングを
ずるずると後にしていたら
あら大変!薪が無いわとなってから
走って取りに行くにはチョッと距離があり、
わー!!!となること間違いないです。
それこそ、新人の頃は薪がなくならないよう
チョロチョロ走り回って届けたものです。

ン?今?
待ってる(笑)
ウソウソ、気が付いたら取りに行くよ。
それは全員同じ。
偉い人も新人も取りに行きます。


窯を攻めている時は、外にはもちろん、
屋根の下にモワモワと溜まる黒煙。
窯を焚いているよ~という雰囲気。


一番攻めている時は
窯の外へと酸素を求めて炎が出ているところ。
窯の中は還元(かんげん)状態で、
炎に窯内の空気がどんどん奪われ
外に求め出ているのです。

この炎が出なくなりかけたら
薪を入れる、という事を繰り返し、
窯の温度を確かめながら、
ゼーゲルコーンが倒れたかどうか
確かめながら焚き進めていきます。

明日はもう少し話が遡る予定。
それではまた明日。
Please stay healthy and stay safe.

昨日のソメイヨシノ

花弁に夕日が透けて綺麗。

作陶館note

窯焚き本番|朝日焼作陶館 asahisakuto|note

さて、今日からはお約束。 窯焚きのお話・さかのぼり~。 冒頭の写真は、窯の一番前の焚口。 一番暑くて一番は派手な場所。 ぶっちゃけ、この焚口を焚き終ると 左右に分か...

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