ヨアヒム・キューンのソロ・ピアノ演奏の1枚は、バルト海に面したドイツ北部の都市、キールでのライブ(片面のみ)です。
「SOLIDARNOSC」 CORPUS 001
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/20/a8/a3bc809dee274ae5530f702152a21e9b_s.jpg)
PART Ⅰ Thilo von Westernhagen (p)
PART Ⅱ Joachim Kuhn (p)
PART Ⅰを占めるピアニストは、クラシックの作曲家でもあるティロ・フォン・ウエスティルハーゲンで、ここで聴かれるプレイも格調高い演奏です。
そしてPART Ⅱで登場するヨアヒム・キューン、
曲のタイトルは「Wo ist der Schlussel?」で、独語の読めない人のためかどうかは分かりませんが、ご親切にも「キィーはどこにあるんだい」と、ちゃんとその下に書かれているではありませんか。
でも、タイトルと曲との間にはなぁ~んの関係もないと思うんだけどね。
それはともかく、演奏は2部構成となっていて、ラヴェルのピアノ曲である水の戯れのような出だしから始まる演奏は、ゆったりとした曲想の中で、まるでクラシックの小品のようです。
数分後、一時休止の拍手を経て、一転リズミカルで早い演奏から徐々に激しいタッチへと移っていくのですが、フレーズの積み重ねから発するプレイは、キース・ジャレットの一連のソロ・アルバムとは趣を異にしていますね。
幾多のジャズ・マンと共演しているキューンですが、ソロ演奏、それもアコースティックでのプレイはまた格別なんですよね。
ついでに、キールからのもう1枚、上記の演奏は、1982年のライブですが、
これに先立つ1979年の、キールとシュトゥットガルトの2ヶ所で行ったヤン・アッカーマンとのデュオもあるんですよね。
「Kiel/Stuttgart LIVE」 inak 868 CD
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/63/51/00f1346c56cd9190b6eb014a6b84be21_s.jpg)
DUO IN CONCERT SANTA BARBARA
1. FIRST DANCE (Live in Kiel)
2. SECOND DANCE (Live in Stuttgart)
JOACHIM KUHN (p) JAN AKKERMAN (Roland Guitar Synthesizer)
ここで演奏されている2曲はテーマらしきものは無く、お互いを意識した対話も交えて、自然発生的に音を重ねていくんですよね。
キールで演奏された最初の曲、サンタバーバラ(ファースト・ダンス)は、ピアノの導入部でテンポが設定された後、相方のギター・シンセサイザーの重低音にも負けることなく、その中へ上手く溶け込んでいるんです。(この辺り、何度聴いても良いね)
そしてこの類の演奏は、何を合図に終焉に向かうかも興味が湧くんですが、ここでは鍵盤をフルに使い、高音から低音へと流れるような音がその合図となり、タネもシカケもありました。
「SOLIDARNOSC」 CORPUS 001
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/63/56/e0240b0e946cfddb2cd95fbcd1b4ce93_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/38/80/7c4a602689f8f48e86a2f7a4b8f9cae4_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6c/46/16f6962f1149ce3eb556efc7a0416b51_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/20/a8/a3bc809dee274ae5530f702152a21e9b_s.jpg)
PART Ⅰ Thilo von Westernhagen (p)
PART Ⅱ Joachim Kuhn (p)
PART Ⅰを占めるピアニストは、クラシックの作曲家でもあるティロ・フォン・ウエスティルハーゲンで、ここで聴かれるプレイも格調高い演奏です。
そしてPART Ⅱで登場するヨアヒム・キューン、
曲のタイトルは「Wo ist der Schlussel?」で、独語の読めない人のためかどうかは分かりませんが、ご親切にも「キィーはどこにあるんだい」と、ちゃんとその下に書かれているではありませんか。
でも、タイトルと曲との間にはなぁ~んの関係もないと思うんだけどね。
それはともかく、演奏は2部構成となっていて、ラヴェルのピアノ曲である水の戯れのような出だしから始まる演奏は、ゆったりとした曲想の中で、まるでクラシックの小品のようです。
数分後、一時休止の拍手を経て、一転リズミカルで早い演奏から徐々に激しいタッチへと移っていくのですが、フレーズの積み重ねから発するプレイは、キース・ジャレットの一連のソロ・アルバムとは趣を異にしていますね。
幾多のジャズ・マンと共演しているキューンですが、ソロ演奏、それもアコースティックでのプレイはまた格別なんですよね。
ついでに、キールからのもう1枚、上記の演奏は、1982年のライブですが、
これに先立つ1979年の、キールとシュトゥットガルトの2ヶ所で行ったヤン・アッカーマンとのデュオもあるんですよね。
「Kiel/Stuttgart LIVE」 inak 868 CD
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/5d/8f/7329500cb059cc619f25b766961c3306_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/63/51/00f1346c56cd9190b6eb014a6b84be21_s.jpg)
DUO IN CONCERT SANTA BARBARA
1. FIRST DANCE (Live in Kiel)
2. SECOND DANCE (Live in Stuttgart)
JOACHIM KUHN (p) JAN AKKERMAN (Roland Guitar Synthesizer)
ここで演奏されている2曲はテーマらしきものは無く、お互いを意識した対話も交えて、自然発生的に音を重ねていくんですよね。
キールで演奏された最初の曲、サンタバーバラ(ファースト・ダンス)は、ピアノの導入部でテンポが設定された後、相方のギター・シンセサイザーの重低音にも負けることなく、その中へ上手く溶け込んでいるんです。(この辺り、何度聴いても良いね)
そしてこの類の演奏は、何を合図に終焉に向かうかも興味が湧くんですが、ここでは鍵盤をフルに使い、高音から低音へと流れるような音がその合図となり、タネもシカケもありました。