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フランソワ・ジャノーのOWL盤

2020-02-16 | JAZZ
ハード・バップからフリー・ジャズまでをこなしてきたフランソワ・ジャノーの、どちらかというと聴きやすいアルバム。
「TECHNIQUES DOUCES」 OWL 04
  
1. AUTREFOIS LES BALEINES
2. EN MARGE
3. O´KUNIDE
4. TECHNIQUES DOUCES
5. HELIODANSE
6. LE LYNX
7. POUR QUELQUES ARERBS
FRANCOIS JEANNEAU(ss, ts) MICHEL GRAILLIER(P)
JEAN-FRANCOIS JENNY-CLARK(b) ALDO ROMANO(ds)
録音 1976年6月
これは、フランソワ・ジャノーがOWLレコードのハウス・リズムセクションを従えて録音したものですが、これが米国のエンジニアによる米国録音であったとするならば、正にインパルス時代の後期コルトレーンとなっていたに違いありません。(仏人の仏録音であるからしてヨーロッパのサウンドです)

テクニシャンであるジャノーは、1、3、4曲目でソプラノを、その他はテナーを吹いていますが、4曲目の「TECHNIQUES DOUCES」は、ピアノレス・トリオによるスピリチュアルな曲となっています。
また、6曲目の「LE LYNX」は、曲全体がテナーとドラムスとの激しい応酬合戦に終始していて、後期のコルトレーンとエルビンの様でもあります。
最終曲の「POUR QUELQUES ARERBS」は、フリー・リズムによる演奏で、4人が互いに刺激されながら進んでいく変化に富んだ好演となっていて、リーダーのジャノーは勿論のこと、ジェニー・クラークのベースも聴きどころが沢山ある1枚です。

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