ビル・エヴァンスのヴィレッジ・ヴァンガードでのライブ録音は、これまでに3回(61年、67年、74年)の音源が世に出ていると記憶していますが、1961年6月の最初に録音された2枚が特に素晴らしく、これまでに繰り返し発売されてきました。
そこで、所有している「Waltz for Debby」のレコードの中から5枚のステレオ盤を、私の好みの音の順にランク付けしてみました。
なお、ここに取り上げた5枚のトリオのバランスは、いずれも右側にピアノ、中央にベース、右側寄りにドラムスとなっています。
最初は1963年にリヴァーサイド・レーベルが消滅した後、それらの音源を引き継いで製作されたオルフェイム盤で、スタンパーはオリジナルのものを使っているようですが、完オリのレコードは持ち合わせていないので、この盤を基準として聴きました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/72/ca/6c7a7c096f6b37b7db929004e135f09d_s.jpg)
2枚目はOJC(Original Jazz Classics)の初期盤で、各楽器のメリハリはしっかりしていますが、5枚の中でベースの音像が一番大きく、ピアノはデジタル音のような華やかな感じの音がしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6a/76/fe9e57d1cf1e4567c0864131a6d0ed99_s.jpg)
続いては、最近入手したケヴィン・グレイによるオリジナル・テープからのOJC新マスタリング盤で、最初のオルフェイム盤と比較して、3者のバランスは勿論のこと、各楽器の音像は臨場感と共に一層クリアに聞こえ、5枚の中では上位にランクされる1枚だと思います。(ジャケットはファクトリー・シールの上から撮っているため鮮明ではありません)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6a/e2/9e415cd24877572fd4211c1c6c388a37_s.jpg)
4枚目は、リヴァーサイド盤の発売当時、ヨーロッパのFontanaからの音源を基に日本ビクターによりカッティングが行われたもので、1966年に発売されていて一番オルフェイム盤に近い3者のバランスと音像となっています。
しかし、スネアのサクサクとした音や拍手はオルフェイム盤より明瞭です。
このことは製作初期のマスターの関係から当然の事とは言え、改めて日本ビクターの技術力の高さを認識しています。
当時、日本ビクターからは1963年と1966年の2回発売されており、1963年発売の初版のレコード番号はSR-***でした。(そちらは所有していないのでこの盤との違いは分かりません)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/3f/51/22173f0a899c46a035af6db122b15b89_s.jpg)
最後は、日本ビクターが最初の発売から30年後の1993年にリリースした5度目のアルバムで、楽器の明瞭さや全体のバランスは素晴らしいです。
そして、3番目に掲載したケヴィン・グレイの新しいマスタリング盤と比べると各楽器の音像は少し大きいです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/3d/0d/4232e83bc0e84e606c5edbe0edddea41_s.jpg)
5枚を聞き比べてみての私なりの感想ですが、3番目に掲載した新しいマスタリング盤が一番自然に聞こえました。
また、4番目と5番目の日本ビクター盤はそれぞれに特徴がありいずれも素晴らしいですが、1966年に発売された盤の方が、当時の雰囲気を持った音のように思えました。
従って、私の好みの音から並べれば、「OJC新マスタリング盤」「日本ビクター1966年盤」「日本ビクター1993年盤」「オルフェイム盤」「OJC初期盤」の順になりますが、他の人が聞いたら別の順位になるかも知れません。
なお、ジャケットは出来る限り元の色に合わせて撮りましたが、ご覧のように色合いはそれぞれに違いがありました。
以下に掲載したジャケットは、DIWが「オリジナルレーベル写真製版復刻」と銘打って2000年に販売したモノラル盤で、このジャケットの色合いが原色に近いのではと思っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/04/a7/3345530cf7ea31bdda813b92c7f11e2a_s.jpg)
そこで、所有している「Waltz for Debby」のレコードの中から5枚のステレオ盤を、私の好みの音の順にランク付けしてみました。
なお、ここに取り上げた5枚のトリオのバランスは、いずれも右側にピアノ、中央にベース、右側寄りにドラムスとなっています。
最初は1963年にリヴァーサイド・レーベルが消滅した後、それらの音源を引き継いで製作されたオルフェイム盤で、スタンパーはオリジナルのものを使っているようですが、完オリのレコードは持ち合わせていないので、この盤を基準として聴きました。
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2枚目はOJC(Original Jazz Classics)の初期盤で、各楽器のメリハリはしっかりしていますが、5枚の中でベースの音像が一番大きく、ピアノはデジタル音のような華やかな感じの音がしました。
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続いては、最近入手したケヴィン・グレイによるオリジナル・テープからのOJC新マスタリング盤で、最初のオルフェイム盤と比較して、3者のバランスは勿論のこと、各楽器の音像は臨場感と共に一層クリアに聞こえ、5枚の中では上位にランクされる1枚だと思います。(ジャケットはファクトリー・シールの上から撮っているため鮮明ではありません)
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4枚目は、リヴァーサイド盤の発売当時、ヨーロッパのFontanaからの音源を基に日本ビクターによりカッティングが行われたもので、1966年に発売されていて一番オルフェイム盤に近い3者のバランスと音像となっています。
しかし、スネアのサクサクとした音や拍手はオルフェイム盤より明瞭です。
このことは製作初期のマスターの関係から当然の事とは言え、改めて日本ビクターの技術力の高さを認識しています。
当時、日本ビクターからは1963年と1966年の2回発売されており、1963年発売の初版のレコード番号はSR-***でした。(そちらは所有していないのでこの盤との違いは分かりません)
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最後は、日本ビクターが最初の発売から30年後の1993年にリリースした5度目のアルバムで、楽器の明瞭さや全体のバランスは素晴らしいです。
そして、3番目に掲載したケヴィン・グレイの新しいマスタリング盤と比べると各楽器の音像は少し大きいです。
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5枚を聞き比べてみての私なりの感想ですが、3番目に掲載した新しいマスタリング盤が一番自然に聞こえました。
また、4番目と5番目の日本ビクター盤はそれぞれに特徴がありいずれも素晴らしいですが、1966年に発売された盤の方が、当時の雰囲気を持った音のように思えました。
従って、私の好みの音から並べれば、「OJC新マスタリング盤」「日本ビクター1966年盤」「日本ビクター1993年盤」「オルフェイム盤」「OJC初期盤」の順になりますが、他の人が聞いたら別の順位になるかも知れません。
なお、ジャケットは出来る限り元の色に合わせて撮りましたが、ご覧のように色合いはそれぞれに違いがありました。
以下に掲載したジャケットは、DIWが「オリジナルレーベル写真製版復刻」と銘打って2000年に販売したモノラル盤で、このジャケットの色合いが原色に近いのではと思っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/04/a7/3345530cf7ea31bdda813b92c7f11e2a_s.jpg)