夢のあと

釣りには夢があります。夢を釣っていると言っても過言ではありません。よって、ここに掲載する総ては僕の夢のあとです。

大森剛三郎という人・・・渓悠遊万遊

2012年06月13日 22時01分44秒 | 渓流釣り
『大森剛三郎』・・・先日、探したい本があったので某オークションを見ていて見つけた本の著者の名前です。題名は『渓悠遊万遊(たにゆうゆうばんゆう)』。えっ!あの人が本を出したんだ・・・。探していた本は無かったですが、思ってもいなかった展開でした。
 20年ほど前になりますでしょうか。確か小菅川で行われたある釣りの会に出席させていただいた僕は、その帰りに同じ会に参加していた一人の釣り人を駅まで送りました。確か青梅か八王子までだったと思います。短い時間でしたが、初めてお会いしたのに何故か旧知の仲のように話が弾み、その人もそんな事を言ってくれていたように記憶します。そして、ずーーっと、いつかまたお会いしたいと思っていました。その人の名前が、忘れもしない『大森剛三郎』だったのです。そんな事を思い出しながら、そのオークションの説明を見たら『これは、2009年に67歳で若くして亡くなった大森鋼三郎が書いたものです。』と。・・・えっ?

 早速、落札して今日届きました。そして、その20年くらい前に頂いた彼の名刺も出て来ました。あまりにも魅力的な人だったので、大切に保存しておいた名刺でした。

 ・・・あまりにも悲し過ぎます。釣りの世界なんて広いようで狭い世界ですから、またいつかお会いできると信じていたのに。こんな事なら用なんか無くても連絡を取ってしまえば良かった。。。そんな悔しさにも似た後悔。。。悲し過ぎます。

 今日、僅かですが彼の本を読みました。名著だと思います。あの時の人がこんな才能までも持っていたなんて・・・と改めてビックリしました。皆様もよろしかったら購入して読んでみて下さい。とてもいい本だと思います。僕もこれからもう一度じっくり時間をかけて読もうと思っています。

大森さん、人生のほんの一瞬でしたが、素敵な時間をありがとう!
心からご冥福をお祈りいたします。