夢のあと

釣りには夢があります。夢を釣っていると言っても過言ではありません。よって、ここに掲載する総ては僕の夢のあとです。

埼玉県上尾市の図書館移転って Part.2

2016年11月09日 23時58分53秒 | 社会
埼玉の上尾という人口20万人ちょいの小さな市でなんと40億円もかけて図書館をつ作ると。
それも超へんぴで駅から遠い場所に。
これに反発した市民が住民投票を求めて署名活動を行った。そしてその結果・・・・・以下『産経新聞 11/5(土) 7:55配信 』より

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上尾市図書館移転の是非問う住民投票求め署名提出
 上尾市の市図書館本館(同市上町)の移転整備計画をめぐり、市民団体「上尾の図書館を考える会」は4日、複合施設化や事業費支出の是非を問うための住民投票条例制定を求め、1万4137人分の署名を市選管に提出した。

 同会によると、署名は9月29日~10月29日、図書館周辺やJR上尾駅などで集めた。提出後の会見で土屋豊子代表は「署名の数には市民の関心の高さや願いが表れている。議会に上げてもらい投票が実施されることを望む」と話した。

 市選管は20日以内に、提出された署名が条例制定の直接請求に必要な有権者数の50分の1以上の条件を満たしているかを確認。さらに、議会の過半数の賛成が得られれば住民投票条例が制定され、決められた期限内に投票が実施される。同市の有権者数は19万386人(9月2日現在)。

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住民である僕も署名したかったのですが、いつどこで署名活動をしているのか判らなかったので結局せず終いでした。
今回の署名活動ではそんな人が多いのではないでしょうか?
市長がこの署名を受理するには地方自治法に基づいて有権者数(190,386人、9月2日現在)の50分の1以上の署名が必要になります。1/50とは3,808人です。14,137人も集めたのですから市長はこれを受理しなければなりません。でもこれは住民投票になるということではなくて、上尾市議会で住民投票とするかどうかを議論してくれという意思表明でしかないのです。よって、上尾市議会が議論して住民投票するかどうかを決めるわけです。
 この結果が出るのがいつかは分かりません。多分上尾市議会は市長の事を考えて『住民投票の必要なし』で終わってしまうのではないかな。。
 でももし仮に住民投票が行われ、しかも40億円の図書館を作らなくなったとしてもその分のお金はどこかで消費されることでしょう。上尾市は素晴らしい市役所を建てたり、素敵な警察署を建てたり、同じ道を何度も掘り起こしては埋める工事したり、意味の無い河川工事をしたり・・・と超お金持ちの市です。要は一応『公共事業』と名が付くものが大好きな市なのです。しかしながら、もうそういう古い時代が終わっているのです。逮捕者が出ないうちに早いところやめることを願ってます。これからは使うことを考えるのではなくて、その分で市民税を安くしたり、貯蓄しておいて上尾アリーナを作って街の活性を上げるとか・・・つまり住民全員がその恩恵に与れるものに使うべきです。本好きや一部の学生が使うだけの施設は税金ではなくて利用者から徴収して作るべきものです。もっともこの図書館を作る事により40億円以上の収入が見込め、それが再び市民に還元されるのであれば別ですが。