最近世間を賑わしているヒアリ。刺されると死ぬ事もあるって。勿論ヒアリの毒で死ぬのではなく、痛みでショックを起こして死に至るってことだと思います。
日本語で書かれた唯一のヒアリ書籍『ヒアリの生物学』に「アメリカでは1年間で1400万人ほどがヒアリに刺され、そのうち100人ほどが死亡している」と書かれているらしいことから騒ぎが大きくなったようです。しかしこの本の「ヒアリで年間100人死亡」の根拠が見当たらず、その信憑性に疑問が出て来ています。とはいうものの、現実として(蟻毒ではなくショックを起こしたとしても)死亡することもあるのですから穏やかではありません。とても恐い事です。国民総出で探しまくって駆除しなくてはならないと思います。
ところで今回のヒアリの件は人が対象になっているので大きくクローズアップされましたが、いくつかの報道ではヒアリが繁殖することで在来のアリを駆逐してしまうことも。ヒアリが在来のアリを完全に駆逐するかどうかはわかりませんが、少なくとも在来のアリが生活しづらくなることは事実だと思います。僕が一生の娯楽としている釣りの中でもブラックバスの問題やカネヒラ、ニジマス、はたまたブルーギルなど様々なものがあります。また魚ではなくてもナガミヒナゲシやオオキンケイギクの繁殖をはじめ、人がわざわざ自然の木を伐採して杉を植林する事など植物にも同様のことが起こっています。ただこれらはほとんどの場合、直接的に人に影響を及ぼさないためほとんどの場合軽視されてしまいます。しかし、生物はみんな我々と同じ重さの命を持っているのです。渡り鳥が運んだりすることもあるようですが、少なくとも人の手で他の命が生き辛い環境にするのは人としての資質を疑われます。
タナゴ釣りをしていて思うのですが、カネヒラが釣れたときにどうしようか?と迷ってしまいます。僕が住む関東ではカネヒラは国内移入種であり、こちらにはいない魚です。タナゴ類はご存知のように貝に卵を産みます。カネヒラは大型のタナゴですから他のタナゴと産卵期がバッティングしてしまうと他のタナゴが負けてしまって産卵が出来ない状況になります。また、タナゴ類は貝のエラに卵を産み付けるので、小型の貝に大型の卵を無理やり産み付けられると、貝が弱ってしまうか死んでしまいます。カネヒラが入れられた河川や湖沼でアカヒレタビラやタナゴが激減するのはこんなことによるものではないかと思っています。ですから、カネヒラが釣れたとき、在来種を守るために心を鬼にしてカネヒラを処分するか?はたまた釣れたカネヒラには罪がないのですからリリースするか?悩んでしまうのです。一般的には大型で美しいカネヒラはタナゴの中でも人気があるのですから人のことを考えたらリリースするのが良い事だと思えます。しかし、僕は私的にはカネヒラが嫌い(顔が良くない)ですし、アカヒレタビラやタナゴの方が好みのタイプなのです。ですから尚更リリースすることに抵抗を感じてしまうのです。しかし先日京都でカネヒラを釣った(過去スレ参照)のですが、勿論リリースです。その時の晴々とした気持ちはこちらでリリースした時の後ろめたい感じとは雲泥の差がありました。いくら釣れたカネヒラに罪はないとは言え、やはり外来種は外来種ですから環境破壊の一助になっていることは確かな事実です。こちらではリリースしないようにするのが自然愛好家としては自然の摂理に適っているのでしょうね。
また、ニジマスの問題も困ったものです。本来はヤマメ・イワナが住んでいた渓流に漁協がニジマスをどんどん放流しています。その理由はヤマメ・イワナと交雑しないからという事らしいです。しかし、それよりもヤマメ・イワナより稚魚が安価であることの方が主な放流魚種選定の理由だと思います。。以前ニジマスを放流していなかった頃、ヤマメ・イワナを放流する事自体に自然破壊を感じていた僕ですので、ニジマスが釣れてくると悲しくなってしまいます。ご存知のようにニジマスは悪食ですから本来ヤマメ・イワナに供給されるべき餌を放流されたニジマスが横取りしてしまうのです。よってヤマメもイワナも一応生活は営まれているようですが、痩せてしまって大きくもなれない状況が続いています。加えて、(これはニジマスに限ったことではありません)そもそもヤマメ、イワナ、鮎、はたまたヘラブナにあっては毎年大々的に放流をされます。総ての放流は元からそこに棲息してた生き物たちの餌を横取りし、そこにいた在来の生き物たちは生きるか死ぬかの状況にまでなっています。加えて、稚魚が沢山になりますからそれを食べる鵜などは大繁殖してしまって様々な場面で鵜の被害を目の当たりにします。これが河川管理なのでしょうか?環境省や漁協のレベルの低さを感じずにはいられません。
最期にもう一つ。杉の植林です。国レベルで推進してきた杉の植林。僕のところにも以前「山の土地を借しますから杉を植える費用を出してくれれば、杉が大きくなった時には売れるので儲かります。出資してくれませんか?』みたいな主旨のビラが公共機関からありました。早速問い合わせてみたところ、とんでもない事をしていたので苦情と即刻止めていただくようお願いしました。しかしその後もこの活動は続き、山は杉だらけになっているのが現状です。これだけスギ花粉で悩んでいる国民が多いのにもかかわらず、まだ植え続けているのでしょうか?人を苦しめるのが林野庁の仕事?林業に携わる人を守らなければならないことは分からない訳でもないですが、杉の植林以外にも林業の仕事は沢山あるのですから国民を苦しめることは即刻やめてもらいたいものです。
山は樹木が生い茂ることによりその斜面を保ちます。もし山に植物がないと風雨にさらされて徐々に崩れて来てしまいます。また樹木によって保水効果が高いものと低い物があります。では杉はどうか?と言いますと物凄く保水効果が小さく、しかも根があまり張らないので倒れやすい木です。ですから先日の九州であった大雨での洪水、その前の広島でも同様のことが起こりました。沢山のTV局が現地に赴き様々な映像を我々に提供してくれました。皆様もその惨状を見たのではないでしょうか。その映像で、流されて山のように積み重なっている木が真っ直ぐな物ばかりであることに気が付いたでしょうか?・・・そうです、あれはみんな杉なのです。渓流釣りをやっていると分かるのですが、杉が多い山の渓は水位がしょっちゅう変わってしまうのに対して、ブナなどの広葉樹が多い山ではいつも安定した水位を保っています。大雨が来たら沢山保水して渇水の時にはその貯め込んだ水を放出するからです。つまり、山全部がダムの役割を果たしているのです。ところが現在は杉を植えまくってしまったのでその分をダムを作って調節しなければならなくなってしまっています。加えて川もほとんどが護岸されていますので吸水しません。ダムから放水された水は水量を変えずに海まで下ります。ところが護岸されていない川は、水量が増えれば地面がある程度吸ってくれます。また、護岸されていなければ岸辺には沢山の樹木が育ちますので流れを弱めてくれます。
国策なんてこんなもんです。税金を使って土木工事をやって、それによって人が死んでも何とも思っていないのです。天災だと言って片付けられますから。土木業者と国・都道府県・市町村のお偉いさんが癒着して国土を滅茶苦茶にしているのが現状です。まずは今後に備えて徐々に杉を広葉樹に変えて行けば何百年後にはしっかりした根を張ってしっかり山の斜面を守り、我々に美味しい水を提供してくれるでしょう。気の長い話ではありますが、今まで何百年も掛けて出来ていた大自然を、国策という名の下に破壊してしまったのですから仕方がないのです。自然を壊すということはこういうことなのです。また、新たに植えられた広葉樹が根を張ってしっかりした山になるまでの間に何か起こったら・・・と心配ですが、国がやったことですから国が責任を取るでしょう。といってもそれらはみんな我々の税金から出るのですが。
ヒアリのニュースを見ていて、こんな方まで考えてしまいました。ヒアリはほとんどの場合人を死に至らしめません(多分)。ですが、人の手によって本来生活していた場所から離れた場所に移されただけで殺される運命にあるのです。我々も我々が選んだ人たち(国会・都道府県会・市町村会議員)によって殺される運命が出てくるかもしれません。これはヒアリよりも恐いです。選挙の時には慎重に候補者を選んで投票してもらいたいです。そして僕自身も候補者や政党の手法をしっかり見て、自分のためではなく、日本のため、そして世界のためになると思える人に一票を投じたいと思います。
まずはそれらを踏まえて24・25日に開かれる予算委員会集中審議を見てみましょう。『“こんな人たち”に負けるわけにはいかないんです』と頭が言った党の人たちが、国民目線で“こんな人たち”に成り下がらないことを期待してます。
日本語で書かれた唯一のヒアリ書籍『ヒアリの生物学』に「アメリカでは1年間で1400万人ほどがヒアリに刺され、そのうち100人ほどが死亡している」と書かれているらしいことから騒ぎが大きくなったようです。しかしこの本の「ヒアリで年間100人死亡」の根拠が見当たらず、その信憑性に疑問が出て来ています。とはいうものの、現実として(蟻毒ではなくショックを起こしたとしても)死亡することもあるのですから穏やかではありません。とても恐い事です。国民総出で探しまくって駆除しなくてはならないと思います。
ところで今回のヒアリの件は人が対象になっているので大きくクローズアップされましたが、いくつかの報道ではヒアリが繁殖することで在来のアリを駆逐してしまうことも。ヒアリが在来のアリを完全に駆逐するかどうかはわかりませんが、少なくとも在来のアリが生活しづらくなることは事実だと思います。僕が一生の娯楽としている釣りの中でもブラックバスの問題やカネヒラ、ニジマス、はたまたブルーギルなど様々なものがあります。また魚ではなくてもナガミヒナゲシやオオキンケイギクの繁殖をはじめ、人がわざわざ自然の木を伐採して杉を植林する事など植物にも同様のことが起こっています。ただこれらはほとんどの場合、直接的に人に影響を及ぼさないためほとんどの場合軽視されてしまいます。しかし、生物はみんな我々と同じ重さの命を持っているのです。渡り鳥が運んだりすることもあるようですが、少なくとも人の手で他の命が生き辛い環境にするのは人としての資質を疑われます。
タナゴ釣りをしていて思うのですが、カネヒラが釣れたときにどうしようか?と迷ってしまいます。僕が住む関東ではカネヒラは国内移入種であり、こちらにはいない魚です。タナゴ類はご存知のように貝に卵を産みます。カネヒラは大型のタナゴですから他のタナゴと産卵期がバッティングしてしまうと他のタナゴが負けてしまって産卵が出来ない状況になります。また、タナゴ類は貝のエラに卵を産み付けるので、小型の貝に大型の卵を無理やり産み付けられると、貝が弱ってしまうか死んでしまいます。カネヒラが入れられた河川や湖沼でアカヒレタビラやタナゴが激減するのはこんなことによるものではないかと思っています。ですから、カネヒラが釣れたとき、在来種を守るために心を鬼にしてカネヒラを処分するか?はたまた釣れたカネヒラには罪がないのですからリリースするか?悩んでしまうのです。一般的には大型で美しいカネヒラはタナゴの中でも人気があるのですから人のことを考えたらリリースするのが良い事だと思えます。しかし、僕は私的にはカネヒラが嫌い(顔が良くない)ですし、アカヒレタビラやタナゴの方が好みのタイプなのです。ですから尚更リリースすることに抵抗を感じてしまうのです。しかし先日京都でカネヒラを釣った(過去スレ参照)のですが、勿論リリースです。その時の晴々とした気持ちはこちらでリリースした時の後ろめたい感じとは雲泥の差がありました。いくら釣れたカネヒラに罪はないとは言え、やはり外来種は外来種ですから環境破壊の一助になっていることは確かな事実です。こちらではリリースしないようにするのが自然愛好家としては自然の摂理に適っているのでしょうね。
また、ニジマスの問題も困ったものです。本来はヤマメ・イワナが住んでいた渓流に漁協がニジマスをどんどん放流しています。その理由はヤマメ・イワナと交雑しないからという事らしいです。しかし、それよりもヤマメ・イワナより稚魚が安価であることの方が主な放流魚種選定の理由だと思います。。以前ニジマスを放流していなかった頃、ヤマメ・イワナを放流する事自体に自然破壊を感じていた僕ですので、ニジマスが釣れてくると悲しくなってしまいます。ご存知のようにニジマスは悪食ですから本来ヤマメ・イワナに供給されるべき餌を放流されたニジマスが横取りしてしまうのです。よってヤマメもイワナも一応生活は営まれているようですが、痩せてしまって大きくもなれない状況が続いています。加えて、(これはニジマスに限ったことではありません)そもそもヤマメ、イワナ、鮎、はたまたヘラブナにあっては毎年大々的に放流をされます。総ての放流は元からそこに棲息してた生き物たちの餌を横取りし、そこにいた在来の生き物たちは生きるか死ぬかの状況にまでなっています。加えて、稚魚が沢山になりますからそれを食べる鵜などは大繁殖してしまって様々な場面で鵜の被害を目の当たりにします。これが河川管理なのでしょうか?環境省や漁協のレベルの低さを感じずにはいられません。
最期にもう一つ。杉の植林です。国レベルで推進してきた杉の植林。僕のところにも以前「山の土地を借しますから杉を植える費用を出してくれれば、杉が大きくなった時には売れるので儲かります。出資してくれませんか?』みたいな主旨のビラが公共機関からありました。早速問い合わせてみたところ、とんでもない事をしていたので苦情と即刻止めていただくようお願いしました。しかしその後もこの活動は続き、山は杉だらけになっているのが現状です。これだけスギ花粉で悩んでいる国民が多いのにもかかわらず、まだ植え続けているのでしょうか?人を苦しめるのが林野庁の仕事?林業に携わる人を守らなければならないことは分からない訳でもないですが、杉の植林以外にも林業の仕事は沢山あるのですから国民を苦しめることは即刻やめてもらいたいものです。
山は樹木が生い茂ることによりその斜面を保ちます。もし山に植物がないと風雨にさらされて徐々に崩れて来てしまいます。また樹木によって保水効果が高いものと低い物があります。では杉はどうか?と言いますと物凄く保水効果が小さく、しかも根があまり張らないので倒れやすい木です。ですから先日の九州であった大雨での洪水、その前の広島でも同様のことが起こりました。沢山のTV局が現地に赴き様々な映像を我々に提供してくれました。皆様もその惨状を見たのではないでしょうか。その映像で、流されて山のように積み重なっている木が真っ直ぐな物ばかりであることに気が付いたでしょうか?・・・そうです、あれはみんな杉なのです。渓流釣りをやっていると分かるのですが、杉が多い山の渓は水位がしょっちゅう変わってしまうのに対して、ブナなどの広葉樹が多い山ではいつも安定した水位を保っています。大雨が来たら沢山保水して渇水の時にはその貯め込んだ水を放出するからです。つまり、山全部がダムの役割を果たしているのです。ところが現在は杉を植えまくってしまったのでその分をダムを作って調節しなければならなくなってしまっています。加えて川もほとんどが護岸されていますので吸水しません。ダムから放水された水は水量を変えずに海まで下ります。ところが護岸されていない川は、水量が増えれば地面がある程度吸ってくれます。また、護岸されていなければ岸辺には沢山の樹木が育ちますので流れを弱めてくれます。
国策なんてこんなもんです。税金を使って土木工事をやって、それによって人が死んでも何とも思っていないのです。天災だと言って片付けられますから。土木業者と国・都道府県・市町村のお偉いさんが癒着して国土を滅茶苦茶にしているのが現状です。まずは今後に備えて徐々に杉を広葉樹に変えて行けば何百年後にはしっかりした根を張ってしっかり山の斜面を守り、我々に美味しい水を提供してくれるでしょう。気の長い話ではありますが、今まで何百年も掛けて出来ていた大自然を、国策という名の下に破壊してしまったのですから仕方がないのです。自然を壊すということはこういうことなのです。また、新たに植えられた広葉樹が根を張ってしっかりした山になるまでの間に何か起こったら・・・と心配ですが、国がやったことですから国が責任を取るでしょう。といってもそれらはみんな我々の税金から出るのですが。
ヒアリのニュースを見ていて、こんな方まで考えてしまいました。ヒアリはほとんどの場合人を死に至らしめません(多分)。ですが、人の手によって本来生活していた場所から離れた場所に移されただけで殺される運命にあるのです。我々も我々が選んだ人たち(国会・都道府県会・市町村会議員)によって殺される運命が出てくるかもしれません。これはヒアリよりも恐いです。選挙の時には慎重に候補者を選んで投票してもらいたいです。そして僕自身も候補者や政党の手法をしっかり見て、自分のためではなく、日本のため、そして世界のためになると思える人に一票を投じたいと思います。
まずはそれらを踏まえて24・25日に開かれる予算委員会集中審議を見てみましょう。『“こんな人たち”に負けるわけにはいかないんです』と頭が言った党の人たちが、国民目線で“こんな人たち”に成り下がらないことを期待してます。