夢のあと

釣りには夢があります。夢を釣っていると言っても過言ではありません。よって、ここに掲載する総ては僕の夢のあとです。

テンカララインの接続

2012年09月19日 08時56分05秒 | 渓流釣り
先のラケットのガットを如何に竿に取り付けるか?
出来たら画期的な方法を考案したいと思った僕ですが、結局いつもの方法になってしまいました。
 普通、糸と糸を繋げるのは結べば良いだけなのですが、ただ結んだだけだとそこには必ず結び瘤ができ、いまだにキャストがままならない僕がそういう糸を振ると、釣りをしている最中にしょっちゅう毛鉤がこの瘤に引っ掛かってしまいます。ここは竿の先端に近い場所なので、引っ掛かった場合には一旦竿をたたんで引っ掛かりを解き、それからまた竿を伸ばして・・・と、とても面倒くさいのです。ですから、ここだけはノット(結び)ではなくスプライス(接続)にしたいのです。
 この方法はカジキやマグロなどを釣るときによく使われる方法です。『ワインドオン』とかの単語を入れて検索するとヒットすると思います。この方法は、結びではないので糸の強度が100%出るのが最大の特徴です。太い糸を繋げる場合に結びを使うと、結び辛くてしかも解けやすいからです。他にスリーブ留めというのもありますが、スリーブで糸に傷が付き強度が落ちることや、何よりもテンカラでに使用はその重量や形から言っても無理があります。

 方法は、サイズに合った中空の編み糸(画像で白い部分。これはダクロンライン)にただ突っ込むだけです。サイズが合っていれば15cmも突っ込めばまず抜けることはありません。原理は沖縄などで売られている、指を突っ込んだら抜けなくなる蛇の玩具そのものです。要は引かれることにより、中空糸の繊維の傾きが変わり内径が細くなります。すると中に入っている糸を回りから押さえ込んで抜けなくなるのです。ただ、これだけだと編み糸の端はばらけて来てしまうのでその防止として編み糸の端部は糸でせっておきます。僕はデンタルフロスを使います。強いし、WAXされたデンタルフロスは閉めこむと透明感が出て来るので締め込みが確実に出来たか?が目で確認出来るからです。

 今回はサイズが合った中空の編み糸がみつからなかったので何か良い方法はないかと色々とやってみましたが、思い通りの物が出来ず、サイズはちょっと太いのですが、手で引っ張ってみただけの検証ではぜんぜん大丈夫そうですし、テンカラだったら掛かる荷重も高が知れているので結局この方法になりました。

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