![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/50/a23bec22df67c6041a4d96e14904b50e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/99/d3568c2bec6917115b4ba58713591431.jpg)
葉も落ちて枝のコルク質の翼が一層目立ちます。
冬芽と冬芽の間の枝を割って翼が伸びているのが分かります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/49/2907389dce49dd09a490ce0494fcc219.jpg)
私は こういう模様を見ると、大西洋や太平洋の海嶺から縞状に産まれ延伸する海洋プレートを連想します(↓)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/d6/101072ec7375f4734bd674feee64260a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/d4/65180aa7acfc6452b15e0ba245c0b79f.png)
© 2002 Gifu University, Shin‐Ichi Kawakami, Nao Egawa.
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/55/9782adffccb18214b273f9868f479e72.jpg)
このように、短い間隔で 90度方向を変えて出ている翼もあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/ad/6952fef4d933a2843ad3c9b80f92ab24.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/37/a276dc9d572f03a9b00a6dac7c1cc941.jpg)
このニシキギの翼、強度増加に役立っているわけでもなく、光合成に役立っているわけでもなく、機能がよくわかっていません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/14/0a63b77e0dabaccebf3df48bd03ad0d7.jpg)
「一般に生物の形態の進化は、用不用説で考えすぎない方が妥当です。」(日本植物生理学会・みんなのひろば・植物Q&A「ニシキギの翼について」)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/e7/1e14f20647ed01598019e53e7865ee63.jpg)
「コルク層の発達が特に生存・繁殖にとって不利でも有利でもなかったため、いわゆる中立的変異として集団の中で振るまい、たまたま蓄積したのがニシキギだと思います。」(同上)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/0e/305b408b46c1dec4876cdb87583ab9b6.jpg)
「加えて、鑑賞価値が大変高いため、人為的に繁殖を助けられたこともあり、世の中に広く分布するようになったのでしょう。」(同上)
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