以下の画像は 畑の縁に生えていた一本の大きなヨウシュヤマゴボウの花や実の写真です。
花から実へと、一本の木(のような草本)にはさまざまなステージの花~果実がついています。
たくさん撮った写真を4つのステージに分けてみました。
そこでクイズ
上の2枚はどのようなステージの花(または花後または果実)でしょう? (^_-)-☆
ステージ 1
花の時代。
クイズのヒント
花弁のように見えるのは萼で、萼片は5個。
松江の花図鑑によると、雄しべ11本で、雌しべは12個あるそうです。
(上の花では おしべは11あるのが分かりますが、めしべは 不明確で10くらいにしか見えないですね)
いずれにしても、萼片が 5、おしべ 11、 めしべ12 とは?
何とも統一性のない花です。
もっとも三河の植物観察には「雄しべ10個。子房の心皮は10個。」とあります。そうなら、5の倍数で 5数性ということになります。
ステージ 2
青い果実の時代。
ステージ 3
黒い果実の時代。
丸くぷっくらと膨らんでいきます。
ぷっくらと膨らんで心皮の数は数えにくくなりましたが、柱頭の名残がはっきり残っていて、それを数えると心皮は10だということがよく分かります。
ステージ 4
これは最初の2枚と同じと思われるステージです。
真ん中の赤いのは 花弁でなく萼片でした。
花弁なら果実ができる前に落下してしまいますが、萼なら果実を支えるためにも残っています。
よってこの時代は、最後のステージ、果実も落ちた後の萼の時代ではないかと思います (^^♪
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