この記事は 以前2019-08-22 ハイニシキソウとコニシキソウとタイトルして投稿していたものです。
偶然ですが、アレチニシキソウとコニシキソウが一緒に生えているところに出会いました。
これなら、地面を這っていても、2種類のニシキソウが生えていると分かります。
一方は 緑が勝っていて、他方は赤っぽいです。
まず、左手の 緑っぽいほうから、観察して見ましょう。【アレチニシキソウ編】
茎は地を這って広がり、葉は 丸くて緑っぽいです。たぶんニシキソウの仲間の中ではいちばん緑色です。
杯(カップ)を拡大して見ると、ありました!車のテールランプが4連になった器官が。しかも 先日は分からなかったのですが、その中央から、5裂しためしべの柱頭が顔を出しています。
直前の ハツユキソウとの類推で分かりますよね? 4連テールランプみたいなのは カップ(杯)の口についている 腺体だということが。テールランプ(腺体)の周囲を縁取りしているのは 付属体ですが、アレチニシキソウの付属体は 狭くて細いです。
アレチニシキソウの花序は非常に小さいので、よく分からないのですが、上のほうに 杯(カップ)から飛び出した果実が付いているような気がします?
この絵なら 明瞭ですよね?! 子房(果実)がポロンと杯(カップ)のよこに飛び出しています。
アレチニシキソウの果実は3稜形で、稜付近に曲がった毛が生え、基部付近にも毛があるのが特徴です。(三河植物観察)(コニシキソウの毛に比べると疎らな感じがします)
そして、去年からの宿題、この爪楊枝みたいなもの。
ハツユキソウのとき 考えたように、これは 「受粉できなかった雌しべの「なれの果て」だったんです。
つぎは、右手の赤っぽいほう【コニシキソウ編】です。
アレチニシキソウに比べると、全体が赤っぽいです。茎はそれほど赤くないのですが、葉が濃いのでそう見えるのでしょう。
ちょっとピントが甘いですが、中央の4つの花、子房(緑の毛の生えた球)が ピンクの柱頭をのっけて出てくるところです。柱頭は 大きく3裂し、さらにその先が小さく2裂しているようです。
そしてこれは その子房がかなり成長して、杯(カップ)の横に移動したところです。
子房(=果実)は今では 杯の直径の数倍あります。
2つの大きな果実は それぞれすぐ上(または左)の杯(カップ)から生まれたものです。杯(カップ)の口には 唇形の腺体とそれを取り囲む花びらのような付属体があります。オオニシキソウと違って 付属体は 丸っぽくなく 多角形に近いです。(ここを見るだけでも アレチニシキソウなどと違うので、コニシキソウと分かりますね)
コニシキソウは アレチニシキソウと比べて全体が赤っぽいのですが、腺体が赤く、葉の縁が赤く、軸が赤っぽいので、全体も赤く見えるのでしょう。
いずれにしても、やはり2種類を比較しながら観察すれば、特徴を見つけやすいことが分かりました \(^o^)/
偶然ですが、アレチニシキソウとコニシキソウが一緒に生えているところに出会いました。
これなら、地面を這っていても、2種類のニシキソウが生えていると分かります。
一方は 緑が勝っていて、他方は赤っぽいです。
まず、左手の 緑っぽいほうから、観察して見ましょう。【アレチニシキソウ編】
茎は地を這って広がり、葉は 丸くて緑っぽいです。たぶんニシキソウの仲間の中ではいちばん緑色です。
杯(カップ)を拡大して見ると、ありました!車のテールランプが4連になった器官が。しかも 先日は分からなかったのですが、その中央から、5裂しためしべの柱頭が顔を出しています。
直前の ハツユキソウとの類推で分かりますよね? 4連テールランプみたいなのは カップ(杯)の口についている 腺体だということが。テールランプ(腺体)の周囲を縁取りしているのは 付属体ですが、アレチニシキソウの付属体は 狭くて細いです。
アレチニシキソウの花序は非常に小さいので、よく分からないのですが、上のほうに 杯(カップ)から飛び出した果実が付いているような気がします?
この絵なら 明瞭ですよね?! 子房(果実)がポロンと杯(カップ)のよこに飛び出しています。
アレチニシキソウの果実は3稜形で、稜付近に曲がった毛が生え、基部付近にも毛があるのが特徴です。(三河植物観察)(コニシキソウの毛に比べると疎らな感じがします)
そして、去年からの宿題、この爪楊枝みたいなもの。
ハツユキソウのとき 考えたように、これは 「受粉できなかった雌しべの「なれの果て」だったんです。
つぎは、右手の赤っぽいほう【コニシキソウ編】です。
アレチニシキソウに比べると、全体が赤っぽいです。茎はそれほど赤くないのですが、葉が濃いのでそう見えるのでしょう。
ちょっとピントが甘いですが、中央の4つの花、子房(緑の毛の生えた球)が ピンクの柱頭をのっけて出てくるところです。柱頭は 大きく3裂し、さらにその先が小さく2裂しているようです。
そしてこれは その子房がかなり成長して、杯(カップ)の横に移動したところです。
子房(=果実)は今では 杯の直径の数倍あります。
2つの大きな果実は それぞれすぐ上(または左)の杯(カップ)から生まれたものです。杯(カップ)の口には 唇形の腺体とそれを取り囲む花びらのような付属体があります。オオニシキソウと違って 付属体は 丸っぽくなく 多角形に近いです。(ここを見るだけでも アレチニシキソウなどと違うので、コニシキソウと分かりますね)
コニシキソウは アレチニシキソウと比べて全体が赤っぽいのですが、腺体が赤く、葉の縁が赤く、軸が赤っぽいので、全体も赤く見えるのでしょう。
いずれにしても、やはり2種類を比較しながら観察すれば、特徴を見つけやすいことが分かりました \(^o^)/
おお!並べていただくとよくわかりますね!
職場の前の道路に生えている「コニシキソウ」、どこか違うと思っていましたが、どうもハイニシキソウのようです。
写真撮ってこようっと(^o^)
でも、私が見たのはあまり這っていないんですよね。
そんな種類もあるのでしょうか
コメントありがとうございます。
コニシキソウかハイニシキソウかだけなら、
杯(カップ)の口につく腺体とその付属体の
格好を見れば 判別できることが(今回)分かりました(´∀`)
ただ、アレチニシキソウというのも増えてるようで、こいつが ハイニシキソウの腺体そっくりなんです(ちょっと大きい?)
ニシキソウの仲間は簡単に片づけれないです(T△T)
これだけ詳しく解説していただき、写真もみせてもらったら、よく分かりました。
会社の入り口に生えている(多分)ハイニシキソウ、写真を撮って確認してみたいと思います。
抜かれる前に・・・
え、アレチニシキソウですって!
そんなのもあったらお手上げです~><