岡崎市にて
安城市にて
道路の舗装工事をしていて いつもの散歩コースを迂回させられたら、思わぬめっけもの発見。
この赤い実をびっしり付けた木、なんの木だと思いますか?!
イイギリだと 下向きにぶら下がっているし・・・
ちょうどお屋敷の方が庭掃除してらしたので名前をお聞きしたところ、「さぁ~」というお返事。
「名前は知らないけれど、あちらにある木と同じです」と西の離れの方向を指さされるのです。
こちらは同じように高木ですが、葉が付いています。
コンデジのズームで覗いてみると、間違いありません、クロガネモチです。
クロガネモチの特徴のひとつは若枝や葉柄が鉄のような黒紫色のこと(これが名前のクロガネの由来)。
モチノキの実と比べると、クロガネモチのほうがやや小さきけど 房状にびっしりなります。果柄が長いのも特徴ですね。
刈谷市にて
正月は義父母のお墓参りに行きました。義父母のお墓は、知多半島の名鉄電車南加木屋駅の北に去年新設された「加木屋中ノ池駅」の横にあります(駅が後から出来たので、駅前墓園?になりました)。
岡崎から知多半島の義父母のお墓まで刈谷市を通っていきますが、この道はまた私が会社にマイカー通勤で使っていた道です。
でも、こんな真っ赤な実を鈴なりにつけた木があるのは知りませんでした。
余りにも真っ赤な実だけが鈴なりなので、ひょっとしたらクロガネモチではなく、以前このきなんのき掲示板で紹介されていたタマミズキ(モチノキ科モチノキ属)という木なのかも?と疑ったのですが・・・
標識があり「樹木名 クロガネモチ」とされていました。
刈谷市の指定樹木になったのが 「昭和58年」とあります。(1983年)
ところでいつも不思議に思っていることがあります。
クロガネモチは雌雄異株で、この木は真っ赤な実がなっているから雌株です。でも、果実ができるためには雄株の花粉がないと結実しないはずです。近くに雄株があるのだけど目立たないで見過ごしているのでしょうか?
それとも、受精しないで実を結んじゃったというのでしょうか??
以下に、2つの回答例を示します。どちらが正解なのか、私には分かりません。
回答(1)種子と母樹と周囲の同じ樹種の木のDNAを調べることによって、花粉親と母樹との距離、つまり花粉がどのくらい遠くの木から運ばれてきたかがわかる。モチノキ属ではこのような調査はまだされていないが、クロガネモチでも、随分離れている雄株から花粉が運ばれていると考えられる。
(「植物Q&A :タラヨウやクロガネモチは雄株がなくても、雌株は結実できますか?」)
回答(2)クロガネモチと同じ属の植物ヤバネヒイラギモチでは、受粉しなくても結実するという報告があり、やはり同属のアメリカヒイラギモチでは、人工授粉をしてもしなくても結実率に大きな変化が見られなかったという観察事実から、結実率を左右するのは花粉の量よりは、果実に回すことのできる資源量の方だと推測されている。ということで、クロガネモチを含むモチノキ属では、結実そのものに花粉が必ずしも必要ないことになりそうである。
(「植物Q&A :市街化地域において植栽されたクロガネモチの受粉について」)
回答(1) (2) をまとめた記事もあります 「クロガネモチの雌の木の不思議」が、公園や庭木として植えられているクロガネモチのほとんどが雌株で、そのどれもが必ずしも近くに雄株があるとは思えないことを考慮すると、何だか自然の摂理に反するような 回答(2) も自然の一部なのかもしれないと思えてきます (´・ω・)
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安城市にて
道路の舗装工事をしていて いつもの散歩コースを迂回させられたら、思わぬめっけもの発見。
この赤い実をびっしり付けた木、なんの木だと思いますか?!
イイギリだと 下向きにぶら下がっているし・・・
ちょうどお屋敷の方が庭掃除してらしたので名前をお聞きしたところ、「さぁ~」というお返事。
「名前は知らないけれど、あちらにある木と同じです」と西の離れの方向を指さされるのです。
こちらは同じように高木ですが、葉が付いています。
コンデジのズームで覗いてみると、間違いありません、クロガネモチです。
クロガネモチの特徴のひとつは若枝や葉柄が鉄のような黒紫色のこと(これが名前のクロガネの由来)。
モチノキの実と比べると、クロガネモチのほうがやや小さきけど 房状にびっしりなります。果柄が長いのも特徴ですね。
刈谷市にて
正月は義父母のお墓参りに行きました。義父母のお墓は、知多半島の名鉄電車南加木屋駅の北に去年新設された「加木屋中ノ池駅」の横にあります(駅が後から出来たので、駅前墓園?になりました)。
岡崎から知多半島の義父母のお墓まで刈谷市を通っていきますが、この道はまた私が会社にマイカー通勤で使っていた道です。
でも、こんな真っ赤な実を鈴なりにつけた木があるのは知りませんでした。
余りにも真っ赤な実だけが鈴なりなので、ひょっとしたらクロガネモチではなく、以前このきなんのき掲示板で紹介されていたタマミズキ(モチノキ科モチノキ属)という木なのかも?と疑ったのですが・・・
標識があり「樹木名 クロガネモチ」とされていました。
刈谷市の指定樹木になったのが 「昭和58年」とあります。(1983年)
ところでいつも不思議に思っていることがあります。
クロガネモチは雌雄異株で、この木は真っ赤な実がなっているから雌株です。でも、果実ができるためには雄株の花粉がないと結実しないはずです。近くに雄株があるのだけど目立たないで見過ごしているのでしょうか?
それとも、受精しないで実を結んじゃったというのでしょうか??
以下に、2つの回答例を示します。どちらが正解なのか、私には分かりません。
回答(1)種子と母樹と周囲の同じ樹種の木のDNAを調べることによって、花粉親と母樹との距離、つまり花粉がどのくらい遠くの木から運ばれてきたかがわかる。モチノキ属ではこのような調査はまだされていないが、クロガネモチでも、随分離れている雄株から花粉が運ばれていると考えられる。
(「植物Q&A :タラヨウやクロガネモチは雄株がなくても、雌株は結実できますか?」)
回答(2)クロガネモチと同じ属の植物ヤバネヒイラギモチでは、受粉しなくても結実するという報告があり、やはり同属のアメリカヒイラギモチでは、人工授粉をしてもしなくても結実率に大きな変化が見られなかったという観察事実から、結実率を左右するのは花粉の量よりは、果実に回すことのできる資源量の方だと推測されている。ということで、クロガネモチを含むモチノキ属では、結実そのものに花粉が必ずしも必要ないことになりそうである。
(「植物Q&A :市街化地域において植栽されたクロガネモチの受粉について」)
回答(1) (2) をまとめた記事もあります 「クロガネモチの雌の木の不思議」が、公園や庭木として植えられているクロガネモチのほとんどが雌株で、そのどれもが必ずしも近くに雄株があるとは思えないことを考慮すると、何だか自然の摂理に反するような 回答(2) も自然の一部なのかもしれないと思えてきます (´・ω・)
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