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ヨウシュヤマゴボウの 「ヨウシュ」は 「洋種」であって 「洋酒」ではない。 原産地はアメリカで、明治の初めに栽培種として持ち込まれた。
ならば 「アメリカヤマゴボウ」と言えばいいのに(実際 別名に「アメリカヤマゴボウ」はある) わざわざ「洋種」というのは どういう趣向からか?
ま、そんなことはどうでもいいこと。 今日は ヨウシュヤマゴボウのシベを観察してみようと思う。
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ウメの花みたいな5弁花。 大きな子房。
最近の「松江の花図鑑」によると 「Flora of North Americaには「stamens (9-)10(-12) in 1 whorl; carpels 6-12」とあり、雄しべ9〜12個、心皮6〜12個があることになる。」とあります。
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「心皮」といってますが、要するに めしべの子房のことですね この部屋が 「心皮6〜12個」あるということになっています。画像のものは 8室でしょうか? それぞれ 柱頭を伸ばしています。
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この画像では 雄しべの葯部分が脱落しています。
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雄しべそのものが脱落していきます。
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おしべはすべて脱落し、 受粉の終わった雌しべが 一層色濃くなってきています。
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花被片も脱落しました。 まだ柱頭を付けた 若い果実です。
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