アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ヨウシュヤマゴボウ - 明治に渡来

2020-07-22 21:21:38 | みんなの花図鑑

ヨウシュヤマゴボウの 「ヨウシュ」は 「洋種」であって 「洋酒」ではない。 原産地はアメリカで、明治の初めに栽培種として持ち込まれた。
ならば 「アメリカヤマゴボウ」と言えばいいのに(実際 別名に「アメリカヤマゴボウ」はある) わざわざ「洋種」というのは どういう趣向からか?
ま、そんなことはどうでもいいこと。 今日は ヨウシュヤマゴボウのシベを観察してみようと思う。




ウメの花みたいな5弁花。 大きな子房。
最近の「松江の花図鑑」によると 「Flora of North Americaには「stamens (9-)10(-12) in 1 whorl; carpels 6-12」とあり、雄しべ9〜12個、心皮6〜12個があることになる。」とあります。




「心皮」といってますが、要するに めしべの子房のことですね この部屋が 「心皮6〜12個」あるということになっています。画像のものは 8室でしょうか? それぞれ 柱頭を伸ばしています。




この画像では 雄しべの葯部分が脱落しています。




雄しべそのものが脱落していきます。




おしべはすべて脱落し、 受粉の終わった雌しべが 一層色濃くなってきています。




花被片も脱落しました。 まだ柱頭を付けた 若い果実です。





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