アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ノブドウ、ヤブガラシ - 蜜いっぱい

2020-07-23 09:20:09 | みんなの花図鑑
見出し画像は ノブドウに止っていた 「??ムシ」です。
スマホの Google Lensアプリで検索すると、 マダラナガカメムシ というのと ホシカメムシが候補に出てくるのですが、同定できません(ToT)

ノブドウ

見てほしかったのは、ブドウ科の 蜜の豊富さです。 ノブドウとヤブガラシと蜜の量を観察すると ヤブガラシのほうが明らかに蜜の量が多いのですが、 ノブドウだって 気風のいいやつ いますよ(^^♪ 見てください、この蜜の量! めしべの子房は完全に蜜の球の中 (´∀`)



ヤブガラシ


さてヤブガラシです。 花盤がオレンジ色をしていれば開いたばかりの花です。 雄しべ4個、花弁(花被片)4枚、ちゃんとついています。




小さいアリ(またも 名前が分かりません(ToT)) が 花盤の蜜とは違う枝に登っています。 ここにも何かあるのでしょうか?




それにしても、ヤブガラシの蜜の量はすごいです。 すべての花の花盤に このように蜜があります。「虫たちのレストラン」と呼ばれる所以です。




ところで、 ヤブガラシでは 枝のところどころに 水滴のようなものがついていることがよくあります。 水滴なら透明でしょうが、この球はやや曇っています。これは 花盤の蜜が溢れて滴ったものでしょうか?
「大小さまざまな大きさの球体が存在する。」
「まるで水晶の玉のようである。」




「ということで,再び植物体由来の可能性に戻る。あまり期待しないでグーグルスカラーで「ヤブガラシ」の語を検索したところ、国内の特定の研究者の報告があって、何とあっさり正体が割れてしまった。
さらに、呼称がわかったことで膨大な海外情報が存在することを知ることができた。

 この正体は Pearl bodies (真珠体)あるいは Pearl glands (真珠腺)とも呼ばれている植物体由来の栄養体なのだという。

 何と、植物が自分を守るために虫に与えている餌となっているとの見解もある。
 そうであれば、花外蜜腺で推定されている機能と同様ということになる。

 ブドウのツルや葉裏についたものでは Grape pearls (ブドウ真珠)あるいは Sap balls(樹液球)と呼んでいて、Guttation(溢液現象)であるとしている。

 国内のぶどう栽培家の間でもブドウの真珠腺 として、全く害のないものとして知られている。」
(以上、続・樹の散歩道 「ヤブガラシの謎の球体の正体」より)




岡崎のカマキリ曰く 「ほっか、ほっか、わしゃ食べたことないけんね」



欄外で、 ゼニアオイ

花弁が白いと 手前のシベが一層引き立つ



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