アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

アロエと言ってもハナアロエは

2023-10-16 15:00:00 | みんなの花図鑑
ハナアロエ

ハナアロエはツルボラン(ススキノキ)科ブルビネ属の多年草です。


通常初夏に花茎を長く伸ばして、1cm程度の小さな花を咲かせます。
(ただし 今回の画像は9月30日に撮ったものです)


ひとつの花は一日でしぼんでしまいますが、次々と新しい花を咲かせるので、開花期間は比較的長いです。


学名:Bulbine frutescens
学名をカタカナにして「ブルビネ・フルテスケンス」と呼ぶことも多いようです。
属名の「Bulbine」は、ラテン語で鱗茎や球根を意味する「bulbus」からきているそうですが、球根は持ちません。
種小名の「frutescens」は「低木状の」といったラテン語に由来するらしい。



花弁は6枚で星形に開き、雄しべの花糸に毛が密生しています。





アロエ

アロエはツルボラン(ユリ)科アロエ属の常緑多肉多年草の総称です。


アロエには 園芸品種を含めると、300以上の品種があるらしいです。
ここに掲げる画像は Google Lensで検索するとアロエ・アリスタータが一番近い気がします。


日本では、3種類のアロエが有名です。民間薬として使われていたキダチアロエ、アメリカから渡来したアロエベラ、さらに日本薬局方に規定されているケープアロエです。


アロエという名前はアラビア語で「苦い」という意味であることから、アロエの原産地はアフリカやアラビア、地中海地方であるといわれています。(わかさの秘密「アロエ」)


紀元前4世紀、ギリシャやペルシャなどに遠征してマケドニア帝国をつくったアレキサンダー大王は、アリストテレスの進言により、遠征前にソコトラ島で熱心にアロエを栽培させました。その理由は、兵士たちの健康のためだったといわれています。
​また、このとき栽培されていた種類はアロエベラであったとされています。(同上)


アロエに含まれる約200種類もの成分が協力し合って健康に働きかけることから、アロエの健康効果は「シンフォニー・オーケストラ効果」と表現されることもあります。(同上)






.



コメントを投稿