アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

クリスマスローズ - 蜜腺(ネクタリー)

2021-01-16 09:23:46 | みんなの花図鑑

「クリスマスローズの花弁のように見えるのは萼片です。」
何かコメントを!とパソコンのマイフォルダを開けると、上記のような文章がずらり。
一年経つと そんな基本的なことまで 忘れてしまってる自分に唖然としました (´∀`)
花弁ではなくて萼片なんだ!
ということは 花弁はどこに?



「本来の花弁は退化して蜜腺になり雄しべの周りに並んでいます。」(はるなつあきふゆ夕菅の庭「クリスマスローズの蜜腺」)
そうそう、そうだったんだよね (^^)/
この黄色い筒のことだよね



「クリスマスローズ入門の頃は蜜腺より萼片の色や形を追ったものです。
 今年は「蜜腺」を見つめてみます。」(同上)
ハイ、今年もよろしく \(^o^)/




「蜜腺(ネクタリー)は漏斗状、長さ5mm前後で、短い柄があります。
数は10〜20枚前後。1列に並ぶものも、二重・三重になるものもあります。
その色も様々で黄緑、緑、褐色、紫などの濃淡があり、濃いものはダークネクタリーと呼ばれます。」(同上)





蜜腺(ネクタリー)以外の器官では、大麦みたいな葯と 米粒みたいな花粉をつけた たくさんの雄しべが目につきます。




おしべの群れの中心にある めしべが受粉すると、周囲のおしべや 蜜腺(元の花弁)が次々と脱落して、子房が膨らんで 果実になるんですね(上のほうの画像の花の中心にあるクチナシの実みたいな器官がそれ)




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