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岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

梅雨はアジサイ - 東山植物園 (1)

2023-06-16 18:09:44 | みんなの花図鑑
東山植物園(名古屋市)のアジサイ園を中心にお届けします。
アジサイ園のアジサイは主に(装飾花と両性花両方のある)ヤマアジサイ、ガクアジサイが多いです。


ヤマアジサイ ’紅(くれない)’

ヤマアジサイの紅(くれない)はアジサイの中での人気が高いあじさいということです。



アジサイの中で最も紅くなるとされているのがこの品種です。



咲き始めはピンクっぽい白ですが、太陽の光が当たり、咲き進むにつれて太陽が当たった部分は、鮮やかな赤色に変化します。



日陰では赤く変化せず、白いままになる事があります。








アジサイ ‘紅額’?

名前を見忘れましたm(_ _)m 他の方のブログ記事から推定しています。
ヤマアジサイ系と思います。



ヤマアジサイは関東地方以西の太平洋側、四国、九州の山地の湿った林内に分布します。
花序の大きさは、ガクアジサイと同じですが、装飾花は小さく、萼片は3~5枚。花色には変化が多いのが特徴。



↓ 装飾花(萼片)に鋸歯があるので ’紅萼' かも?

ガクアジサイとヤマアジサイの見分け方・・・両方とも萼咲きですが、海岸に多いガクアジサイは花も葉も大形であることが多く、たいしてヤマアジサイは山中に多く小ぶりで葉が細長い。




ヤマアジサイ

これも名前不詳です。











アジサイ ’伊予小町’

ヤマアジサイ 伊予小町は暗緑色の細く小さい葉に白い産毛が生えているのが特徴的です。(苗木部「伊予小町 アジサイ ヤマアジサイの特徴と育て方」)


ヤマアジサイは本州では関東より西、また四国、九州などの山地にみられます。湿り気のある山地などに生育しているため、半日陰の環境を好みます。日当たりの良すぎる場所は避けてください。ガクアジサイよりも葉が細く、産毛があり、薄く、光沢がありません。別名”サワアジサイ”とも言います。(同上)




アジサイ ’日光’

アジサイ園には珍しく、萼のみからなるアジサイ品種です。



「アジサイ ’日光’」でググっても、ネットの情報が見つかりませんでした。


装飾花はもと萼片で、中心には雄しべしかないとかよく言われますが、この花にはちゃんと雄しべと雌しべがあります。つまり両性花になっています!





ガクアジサイ?

これだけはアジサイ園でなく別の場所(星が丘入口側)にあったものです。ラベルが無く、花の形もアジサイ園のヤマアジサイより大型なので、ガクアジサイの一品種ということにしておきます。



萼片は 4枚あり、大きく目立つので、 それでアジサイのことを「四葩(よひら)」と呼ぶのだそうです。



観賞するときには萼の変化した装飾花の部分が目立つのでそれでガク(萼)アジサイというのかと思ったら・・・



中央の両性花を囲んでいる装飾花の部分が額縁に見えることからガク(額)アジサイというのだそうです。


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