アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

アブラナ、コウサイタイ - がん予防

2021-02-19 10:42:58 | みんなの花図鑑
ともにアブラナ科の花です。

セイヨウアブラナ (以下、単にアブラナ)

アブラナだけでなく、一般に「アブラナ科の野菜にはがん予防効果があるといわれており」(wiki 「アブラナ科」)・・・




「アブラナ科のイソチオシアネートの効果とも、
イソチオシアン酸の誘導体が肝臓で抱合反応などによって解毒する作用を持っている酵素に働きかけるためだともいわれている。」(同上)




でもこういう効果は 葉の部分が主体で、特に花がもつ効用ではないようです。アブラナ科の ワサビ、からし、大根おろしなどのツンとして辛いのは 「篩(ふるい)部に「ミロシン細胞」という特殊な細胞があり、」「植物体が傷つくとミロシン細胞内の酵素(ミロシナーゼ(英語版))が配糖体を加水分解してイソチオシアン酸アリルを遊離」(同上)するから辛いのだとか。


篩(ふるい)部というのは 下図の黄色の部分のことらしいです(あやふやでスミマセン)

出典:ウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons) Original File:Xylem and phloem diagram.svg




ところで、アブラナによく似た花に カラシナがあります。
アブラナのほうが少し早く咲きだすといわれてますが、時期が重なる季節は どう区別するのでしょうか?




よく言われているように、 葉の付け根が耳型になり茎を抱いています。カラシナ(セイヨウカラシナ)ではそのようなことはありません。



必ず茎を抱いているかというと、こんな部分もあったりで、万能の方法というのでもないようです。
あと 生えている場所が 畑のばあいは アブラナ、川の堤防などでは カラシナのことが多いようです。
(あまり自信が無いので、アブラナの話は このあたりで m(_ _)m)




コウサイタイ(紅菜苔)

畑に植えてらっしゃる方は 何を今ごろ?と思われるかも (´・ω・)




花はアブラナ科特有の十文字の4弁花で、茎が紫色をしているのですぐ分かります。
茎の色は 寒いとより鮮やかな赤紫色になるそうです。




揚子江中流域(武漢のあたり)で成立したとされ、日本では1970年代頃から栽培が始まったようです。




横から見るとこんな感じで・・・ 昨日の タネツケバナ とよく似た果実を付けています。




花弁が4個なら、雄しべも4個かと思いますが、5個見えますね?

「アブラナ科植物の花の基本数というのは「4」になります。蕚片が4枚、花弁も4枚、という形です。では、なぜ、雄しべが4の倍数になってないかということなのですが、」(以下、つづきを読みたい方は 植物Q&A 「アブラナの雄しべの長さ」 をどうぞ (^^)/)


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