カタカナでハウと書くと、ノウハウ、ハウツーなど、かな漢字では短い熟語にしにくい言葉が思い浮かんでくる。
ハウツーものは嫌いだから読まないと言い切った友人がいる。
航海記などを読んでいるところをみると、あった事実を知るのはよいが、「こうするとよい」の類のことは、自分で考えたいということらしい。
ノウハウにせよハウツーにせよ、それぞれの人に合っていてこそ役に立つので、わしがやってみてよかったからお前もやれというのは、まあ余計なお世話ということになる。
ハウを持ち出したのは、こんな話のつもりではなかった。
這う、しかも気味悪く這うのだ。
何が這うかというと、マウスポインターがじりじりと這っているのである。
行く先は左上、原点に帰れと自分に言い聞かせているのか、とにかく終了ボタンを押そうと思っても、ぐずぐずしていると押しそこなうほど這って行ってしまう。
さて、これはどういう現象なのか。