二面どうじと書くと、二つの顔を持った童子を想像したくなる。
N町にも、いくつもの顔を持った童子が集まっている。
これはそのどちらでもなく、一台のパソコンでデスクトップを二面同時に見たいというお話。
操作に行き詰まったとき、ヘルプやFAQを見ながら実験できると便利なのだが、手順をいちいち印刷するのも厄介だし、それもプリンターがつながっていなければどうにもならず困るときがあるという話が出た。
確かにそのとおりで、印刷するほどでもない、そのとき限りでよいこともたくさんある。
疑問のことがらがアプリケーションソフトの場合なら、画面を切り替えながらやってみるとか、上下か左右に並べた表示もできるから狭苦しいのを我慢すればよいのだが、システムをいじる操作の場合は、動作しているプログラムをいったん止めなければならない。さてどうしようということになる。
つい先日、メルマガで「仮想デスクトップ」という言葉を見つけた。
ビジュアル時代になるとデスクトップまで仮想にしたがるのか、どういう仮想なのかと思ったら、デスクトップをもう一つ増やそうということらしい。
いつも見ているデスクトップの裏側にもう一面のデスクトップを作っておいて、ホワイトボードを使った説明や、囲碁の解説画面のように、くるっとひっくり返すと裏画面が見えるのと同じようにすればよい。
それならできそうだが、二面同時には見えないだろう。
同時並列でなくても、瞬時切り替えができれば、パッパッと切り替えながら操作すればよい。
だがしかし、こんな大げさなことをしてまで、二面同時が必要になるなことは、どのくらいあるのだろうか。