昨日、「ユーザー視点」の宣言は、つくり手:メーカー、あるいはささえ手:サポーターの願望表現である場合が多いと書いたが、視点の移動はその場で方向が変わるだけでなく、見る場所、近頃はやりの立ち位置が移るのだった。
つくり手:メーカーにとっては、売り手と使い手ふた通りの「ユーザー視点」が要り、それが焦点のあわせ方を変えながら売り手に移ってくる。
移ったときには、つくり手とは少し違った「ユーザー視点」になっている。
では使い手にはどうなるのか。
使い手はもともとユーザー視点を持っているのだから、考えるには及ばない。
普通はそう思うだろうが、そこに盲点があるような気がする。
使い手は、つくり手の設計思想を素直に受け入れて使い慣れることに努める。
そこではいつのまにか設計思想にいくらかの脚色をしたユーザー視点に作り変えられている。
使い慣れた人は、初めての人、まだ慣れない人に、設計思想を脚色したユーザー視点を分け与える。
その分け与え方がなかなか厄介で、家族同士ではうまくいかないことが多い。
一般に行われている説明会や講習会は、設計思想を根底に行われるから、初めての人、まだ慣れない人にはさっぱり話がわからない。
相談会は、初めての人、まだ慣れない人にはうってつけの場なのだが、相談に乗る人にとっては、視点の定まっていたい人は相手にしにくい。
どういうことをしたいですか、といきなり聞いても、何をどう考えていったらよいのか、わかるくらいなら来ないと訪問者は思う。
自分の望んでいることについて頭の整理ができ、すぐに答えが出せるようなら、相談の必要はないから来ない。それでも相談に訪れる人は、その場を楽しむ人なのだろう。
どういうことをしたいですかというのは、ユーザーでありながらユーザー視点を忘れた問いかけ方であったように思う。
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