遠隔操作ウイルス事件で389日もの間ひどい目に遭ったK氏が、「自由は眩しい」と言ったそうです。
眩しいのは、キラキラ明るいのか、全体がよく見えないのか、それがないまぜなのか、他人にはわかりません。
蔭でニヤニヤあるいはショボショボやっている「犯人」が「いる」ことは間違いなさそうです。
この人騒がせなウイルスは、誰か他の人のパソコンを中継点にして、何十人かにばらまかれ、入れるアナのあったところに入り込んで、見ても分からないフォルダーをつくり、そこを中継点にまた広がっていくという、つかまえどころのないもののようです。
アクセスの覚えがないほど回数の少ないアクセス履歴が、捜査中に「何万回もの頻繁なアクセス」履歴に化けてしまうという不思議な現象もあったと聞きます。
この事件は、「覚えのないアクセスをするな」という教訓を残してくれました。
見たいものは見たいのだと、好奇心の自己弁護を続けていると、いつかどこかにアナがあくかもしれません。