外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

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2009-06-18 19:46:27 | 大学ラグビー
東京駅で雑誌Numberを買って、 電車の中で読んでいます。

まず目にとまったのが、ホークスの和田投手の記事。
WBCの選手選考から現在に至るまでの彼の気持ちの揺れ動きを、丁寧に描写しています。

和田くんの早稲田時代を思い出すと、とにかく凄まじい走り込みをこなす投手だったということ。
そして、ブルペンの土のならし方については完璧主義者で、整備をする下級生たちが震え上がる厳しさでした。

もっとも普段の和田くんは、皆さんもご存知の通り優しい笑顔を絶やさない好青年。
でも、投手としての和田くんは、既に学生時代から、時には近寄りがたい雰囲気を漂わせるプロフェッショナルでした。

WBCの選手選考では、やはり随分と傷ついたようです。
彼の性格からして、相当な準備をして臨んだ合宿であったはず。

「改めて、想う。果たして、(松中選手を含めて)彼らにそんな想いをさせる必要があったのだろうか…」という石田雄太さんのコメントを読んで、思わずため息をついていましました。

次に読んだのは、大友信彦さんが新人早明戦に関して書かれている記事。

0対96で試合が終わった時、中竹監督が「例年なら200点ぐらい取られるから、何かと理由をつけて、新人戦を組まなかったんです」とコメント。どこかの国の総理大臣みたいな雰囲気です。

かたや吉田監督は、「この96点差から、決してスコアを縮められるな」と選手たちを迎えたそうで、リーダーの発する言葉のオーラに随分と差があります。
(T_T)

彼が現役で主将を務めていた時期、私が勤務していた邦銀の丸の内支店では、毎日の朝礼で「3分間スピーチ」を課長の持ち回りでやっていました。

当番の回ってきて融資課長だった私は、「今年の明大ラグビー部の吉田主将は大した人物だ」と熱弁を振るい、朝礼終了後に早大OBの副支店長から「お前はどこの卒業生だ?」と嫌みを言われるも、「吉田だけは、別格ですよ」と答えたことがありました。

このところ金光監督、吉田監督と、敵将を誉める機会が続き、こちらのブログにお立ち寄りくださる早稲田ファンからも「お前は、どこの卒業生だ?」と叱られそうですが、立派な男に対しては、味方であろうが敵であろうが、きちんとリスペクトするのが学生スポーツの精神かと。


今週末のラグビー早明戦。
仕事が溜まっていますが、土曜日に八幡山に行けたらいいのですが。

勝敗はともかく、12月の早明戦に期待がふくらむような、熱い試合を期待しています。
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