外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

日本文理大が一回戦突破

2009-06-09 21:04:20 | 大学野球
中村壽博監督の率いる日本文理大学が、見事に一回戦を突破しました。
いよいよ明日は法政が登場します。


さて、今日の登場校を見ていると、東海大グループの存在感が凄いですね。

東海大をお手本にして、早稲田も『早稲田大学』『早稲田大学所沢キャンパス』『早稲田大学大久保キャンパス』とチームを分けて別のリーグに加盟したらどうなるか…(冗談です。)

むしろ、選手権の前に東海大グループ同士で代表決定戦をやって、複数の出場枠を同一グループ校が占めることがないようにしてもらいたいと個人的には思ったりします。

高校野球でも、特定の学校グループ、例えば早稲田、日大、東海大の出場校が一方的に増え過ぎたら、何のための全国大会かという声が出てくると思うんです。


もちろん、見事に選手権に勝ち上がってきた選手や監督さんたちに何か問題があると言っているわけではありません。

少子化を生き抜くために、どの私学も必死です。
だからこそ、学生スポーツにおいても、行き過ぎを未然に防止するために、制度の上で何らかのルールを事前に設けておいた方がベターだと私は思います。
早慶を含めて、あらゆる私大が系属校をどんどん増やそうという時代ですから。

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軍隊と警察の役割

2009-06-09 01:54:24 | 都立青山高校
中東政治の第一人者である酒井啓子さん(東京外語大教授)が、ソマリア沖の海賊に関連して、東洋経済にとても興味深い記事を書かれていました。

国家が崩壊すると、国家に代わり人々の日常生活を支える何らかの秩序が必要となり、多くの場合、イスラムなどの宗教が力を発揮する。
しかし、国際社会は宗教を秩序の拠り所とする集団を認めず、寄り合い所帯で力の無い暫定政権支援を選ぶ。
その結果、全く改善されるあてのない無秩序の中から貧困と荒廃が生じ、それに行き詰った住民は、略奪という非合法行為に走る。
その略奪行為が、国境を越えて組織化されて、犯罪網として確立する。

酒井さんは、このような状況で力点を置くべきは、犯罪の取締りであり、その原因であり貧困や生活の窮状を改善することであると説きます。
すなわち、国家を相手にする軍隊ではなく、犯罪を取り締まる警察が必要であり、その発生原因である貧困を解決しない限り、何も解決しないと。

その考え方によれば、9.11事件が発生した時に、これを軍隊で解決しようとしたブッシュ政権の選択は誤りであったということになります。アフガニスタンも同じことが当てはまります。

酒井さんの指摘は、非常に納得のいくものだと感心しました。


ところで、酒井啓子さんは私の高校の後輩。
私が卒業した後に彼女が入学してきたぐらいの年次の差です。
同じ先生に同じ教科書で教わったのに、私とは比較にならない聡明さ。(苦笑)
とにかく彼女は見上げた後輩です。


聡明な後輩といえば、中大教授の故・高窪統さん。

彼を刺殺した容疑者は、忘年会で高窪教授から声をかけてもらえなかったことが犯行の理由の一つだと話していると報道されています。
何たる身勝手な理屈なんでしょうか…
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