外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

祝・イチロー選手(その2 )

2009-09-18 06:22:24 | スポーツ全般
昨日の日経夕刊のコラムに、米国ESPNのジム・ケイブルというシニアライターが、イチロー選手の内野安打に関してコメントしていました。

彼いわく「内野ゴロで観客の腰が浮く。そのスリルは芸術の域だ。」

日本メディア向けのリップ・サービスという側面もあるのでしょうが、やはり嬉しくなりますね。

また、メジャー選手たちの声も紹介されています。

「打った瞬間、彼は2歩、もうバッターボックスから出ている」(ローランド・スミス)
「普通の二塁ゴロなのに、いつも際どいタイミング。その普通の二塁ゴロがセーフになった時は唖然とした」(同)

「イチローの内野安打は必然。彼はスウィングの途中、芯で捉えられないと感じれば、意図的に詰まらせている。あれこそが必然につながる技術だ」(グリフィー)
「俺にあの技術があれば、6割5分は打てる」(同)

先日、イチロー選手の9年連続200本安打は雲の上のような記録だと私は表現したわけですが、技術面でもイチローは雲の上のような存在であることは疑いありません。
イチロー選手は、野球のバットで卓球の変化サーブを打っているようなものなのですから、もう脱帽です。

かつてプロ・ゴルフの青木功さんが、グリーン上の芝目や傾斜にパッティングが影響を受けにくくなるように、パターの芯を微妙に外してスライス回転、あるいはフック回転をつけてカップに向かって真っ直ぐに打つことがあるという記事を読みました。
青木選手のパッティングも間違いなく名人芸ですが、ゴルフボールは静止していますし、パターの表面は真っ平らですから、イチロー打法は驚異的です。

いずれにしても、トップ・プロは、およそ素人の常識や想像を遥かに超えた次元で技術を磨いているのだなあと、小さなコラム記事からスポーツの奥深さに改めて感じ入った次第です。


ところで、多くの金融関係者が有力な情報源の一つとしているロイターのウェブサイトで、昨夜来のニュース検索件数トップとなった記事が「亀井ショックで銀行株急落」
今朝の日経社説も亀井さんの話題です。

どんな展開になりますやら…
(;^_^A


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