外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

AERA今週号

2010-09-06 21:03:31 | 大学野球
「こんな大学に入りたい100選」という見出しに誘われて、AERAを買いました。

記事の中には早稲田も登場します。
「かつてはマスプロ教育の代名詞だった」という下りには、苦笑いしつつも賛同します。

AERAの論調は、マスプロ教育の代表格であった早稲田も、今やゼミや施設の充実を通じて、面倒見の良い大学へと変身を遂げているというもの。

ただ、大学進学時の私の感覚でいえば、「個々の学生を放ったらかしにしてくれて、勉強したければ個人の意志でやる、クラブ活動をやりたければ生活の99%をクラブ活動に充てることの許される、自由の学校」という理由で、早稲田を選んだように思います。
一言でいえば、「大学よ、いちいち、かまってくれるな」という感じでしょうか。

とはいえ、厳しい社会に卒業生を送り込むことを考えれば、何かしなければと大学当局が心配する気持ちも理解できます。

しかし、だからといって出席率とか、表面的なアプローチを早稲田には選んでもらいたくありません。
卒業の可否を決める時に、社会科学系であれば、例えばTOEIC700点以上と簿記1級を条件にするなど、実のある基準を最終時点で満たすことが必須、あとは各科目のテストで及第点を取ればOK。
前倒しで取るか、後で取るかは、一人ひとりが考えてやれ、というような、大雑把ながらもツボを押さえた決めごとが、私の考える早稲田っぽさです。

大学当局も、学内の試験のみを基準にする妙なこだわりを捨てて、外部試験の結果を柔軟に受け入れるべきです。

例えば、外交官試験、不動産鑑定士、あるいは英検一級に合格した学生は、それで卒業を認定して、何が悪いのでしょうか。

ラジオ体操の出席カードにスタンプを押してもらって喜んでいるような大学生、あるいは、ポイントカードを貯めてニンマリしているような大学生はツマラないですし、そんな基準で優等生になっても、実社会で戦力にならないケースが多発するでしょう。

理科系のことは分かりませんが、文科系で理論的に学問を本格的に追求するのは、修士課程からで良いのではないでしょうか。
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