外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

上本-鳥谷の二遊間

2011-08-07 19:38:46 | 大学野球
今日は日曜日。
しかし、先週金曜日の銀行間の会議で話し合われた二重債務問題の結果を、どうしても週末のうちに上海とシンガポールに報告する必要がありました。

午前10時前にオフィスに到着すると、既に何名かのスタッフが仕事していました。

マネーロンダリング関係の事務規定を作っている者、
その新しいマネロン規定を、お客様にどうやって理解・協力していただこうかと、個別の対応方針を考える者、
大荒れの外国為替市場に対応する金融サービスを思案中の者、
2012年度の収支計画を練る者等々、

みんな、それぞれの担当分野における職責を果たすために、捻りハチマキで奮闘中でした。

休日出勤中のスタッフの中に、「織田投手と同期」という早大OBが1人いました。

「昨日の高校生練習会は、凄い選手が大勢参加したよ」と私が話すと、大喜びしていました。

「夏休みシーズン真っ盛りに、何とも冴えない話ですなあ」と感じる方も少なくないと思います。

しかし、こんな休日の風景は、邦銀の本部に勤務している時も日常のことでありました。
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支店から届く山積みの融資稟議書を、一件、一件、処理していきます。
中には、私に与えられた決裁権限を越える案件もありますから、部長や担当常務のご性格や当日の所在を頭に置きながら、対処していきます。

一方、今日中に承認しなけれは、お取引先が明日には不渡りを出すという切羽つまった状況も日常茶飯事。
時には、担当役員に連絡がとれないまま、私の決裁権限を越える稟議承認を、支店に伝達する場面もありました。

「この判断が常務に否定されたら、間違いなく俺は左遷だな」という覚悟を、毎日のようにしなければならない。

そんな邦銀審査部での毎日でした。

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信用リスク管理部門が多忙であるという点では、邦銀も外銀も違いはありません。
ただ、忙しさの質が異なります。

お取引先の資金繰り維持という重圧を受ける場面は、外銀では滅多にありません。

しかし、限られた人員の中で、法務や税務などの幅広い観点も含めて、適切な判断をタイムリーに行わなくてはいけません。
そして、その与信判断を海の向こうの上司に理解してもらえなかったら、とても左遷では済まず、たちまち職を失うという厳しさがあります。
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今夜は、自宅でヤクルトと阪神の試合を観ています。

鳥谷-上本という念願の二遊間コンヒ、打順でも2番・3番を形成するという、早稲田ファンにとって、たまらない阪神のオーダーであります。

Comments (2)
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