外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

慶大監督に江藤省三さん

2009-09-10 09:11:08 | 大学野球
今朝のスポニチに、「慶大監督に江藤省三氏」と大きく報じられています。
東京中日スポーツは一面トップの扱いだそうです。


中京商業(現在の中京大学中京)から慶應義塾大学に進学され、1965年(昭和40年)にプロ入り。
巨人・中日と選手として活躍された後、巨人・ロッテ・横浜でコーチを務められました。

その豊かな経験、そして高校と大学で主将に選ばれた人望。
評論家時代には、慶大の後輩たちをコーチされていた時期もあるそうです。

臨時コーチではなく、監督として腰を据えて指導される。
一ファンとして、私は大歓迎いたします。

きっと東京六大学野球に新しい風を吹き込んでくださることでしょう。

また、「早稲田、法政、明治などにも、江藤さんのようなキャリアの方がいるよなあ」と、あれこれ考えてみると、ちょっと楽しいです。
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「言葉の鉄拳」

2009-09-09 21:40:12 | 大学野球
学生野球憲章でプロアマの垣根ついて話題になっていることを、先日話題にしました。

そんなタイミングに合わせたかのように、一冊の本を、元プロの一流投手であった高橋善正さん(現・中大監督)がベースボールマガジン社から出されました。
enjinさんから「良い本ですよ」と知らせていただきました。

高橋さんは高知商業から中大に進み、エースとして東都リーグで通算35勝。
プロ入り後は選手として11年間、コーチとしても12年間も第一線で活躍された方です。

長きにわたりプロ野球の世界を生き抜いてきた高橋さんが、現代の大学野球の指導者として、どのような工夫や努力をされて名門・中大を復活させたのか。

例えば、連帯責任の必要性、合宿所で日経新聞を購読、単位取得が低調な部員は練習禁止、人間的成長がなければ上手くならないなど、興味深い言葉がずらり。

技術の向上、生活指導、あるいは勉強との両立など、大学の野球部ならば、どこでも取り組む課題について、高橋さんは基本的なことを当たり前のように説明されますが、それが新鮮で、とても説得力を感じるのです。

大学野球の指導者、現役部員、そしてファンの皆さんに、ご一読をお薦めします。
新書版で840円+消費税という価格も、実にリーズナブルです。
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試験にでる英単語

2009-09-08 22:23:17 | 社会全般
本屋さんでブラブラしていたら、昔懐かしい大学受験の対策本「試験にでる英単語」(通称:でる単)を見つけました。

まだ健在だったのですね。

私より何年か先輩の年代では、通称「赤尾の豆単」という英単語集が、大学受験のバイブルだったと聞きます。

でも、私が大学受験を意識する頃には、「でる単」が一世を風靡していました。

「豆単」も含めて、それまでの英単語集が、アルファベット順に単語か並んでいたのに対して、「でる単」は、大学の入試問題にでる頻度の高い順番に英単語が並んでいるというのが画期的でした。

英単語、英熟語、英文法の三部作。
パソコンが無い時代ですから、著者(確か、都立日比谷高校の先生)は大変なご苦労をされたはずだと想像します。

私自身が大学受験の準備を始めようとした時、東大文Ⅰに現役合格した、高校の先輩に「英語の参考書は何を使ったんですか」と助言をお願いしたら、「でる単と英標」という答えでした。
「英標」とは旺文社の英語問題集。(正確な名前は忘れました)
確か英文解釈をはじめ、英文法やら作文やら、何種類かありました。

先輩が言うには、まず英標を1ヶ月かけて少なくとも三回繰り返し精読しろと。
「そうしたら、でる単シリーズの八割は既に記憶されているはずだから、残る二割の単語を受験1ヶ月前に「でる単」でチェックしておけば英語は準備OK。」

本当かいなとも思いましたが、言われた通り英標を三回やったら、でる単の大半は頭に入っていて、我ながらビックリしました。

あくまでもペーパー試験にしか通用しない英語力ではありましたが、とりあえず当時の大学受験の突破には十分でした。

今は受験英語も大きく変わったはず。
今の受験生の皆さんの間にも、英標、でる単のようなベストセラーがあるのでしょうか。
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かずさマジックに勝利

2009-09-08 16:41:26 | 大学野球
本日行なわれた、かずさマジックとの試合は、13対6で早稲田が勝ちました。
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「礼儀正しさに勝る攻撃力はない」

2009-09-07 18:10:28 | 大学野球
月曜日は、私が銀行への就職が決まった大学四年生の秋以来購読している、「週刊東洋経済」の発行日です。

このところの東洋経済に、東レ経営研究所の佐々木常夫さんが、「仕事術」という連載コラムを書いていらっしゃいます。

今週号に「人間力のある人がリーダーになっていく」と題する文を寄せられていて、その中に「礼儀正しさに勝る攻撃力はない」という言葉を紹介されています。
ベストセラーとなったG.キングスウォードの著作『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』の一節です。

「人に会ったら、きちんと挨拶する」「人に世話になったら、すぐにお礼をいう」など、礼儀正しい対応をすると相手から好感を持たれて、仕事がスムーズに進むということ。

佐々木さんは、リーダーというのは幼稚園の時に教わったことをきちんとできる人だというお考えをお持ちです。

「人と会ったら挨拶をしなさい」「みんなと仲良く遊びなさい」「仲間外れをしてはいけません」「間違ったことをしたら、勇気を持って、ごめんなさいと言いなさい」

かつて幼稚園の先生が教えてくれた基本的なことをきちんとできる人が、人間力のある人であり、人間に信頼されるリーダーになっていくというのが佐々木さんの持論。

だから、佐々木さんは部下たちに、「礼儀正しさだけで東レの役員になれる」と、ずっと言ってこられたそうです。

もちろん、ビジネスの場で礼儀を失しないためには、スケジュール管理、名刺やメモの周到な準備など、日頃からの不断の努力や工夫が必要であるのは言うまでもありませんが。


週明けのオフィスに、達筆で書かれた一枚のハガキが届きました。

先の高校生練習会で私が東伏見にお連れした、俊足くんの高校の監督さんからのお礼状でした。

なんでも、数日前に早大野球部から連絡があり、受験を熱心に薦めてくれたそうです。

監督さんと俊足くんは、その連絡に接するや、直ちに小論文その他の受験準備に着手したとのこと。

また、銀行マンであるお父上からも、丁寧なメールをいただきました。

さすが強豪校。
「礼儀正しさに勝る攻撃力はない」という言葉を、まさに実践されている監督さん、そしてお父上です。

そんな方々から応援してもらっている俊足くんには、ぜひ難関を突破して、早稲田で大きく成長してもらいたいと思います。


一方、明治と早稲田、両校の練習を長年ご覧になっている方から、こんなことをお聞きしました。

「数年前の明治は、グラウンドに行っても挨拶をしてくれる部員たちが少なくて、島岡さん時代からの良き伝統が失われてしまったと嘆いていた。」
「そんな明治は、神宮でも勝てなくなってしまった。」
「しかし、今年の明治は、グラウンドに入っていくと、すれ違う部員が、みんな気持ち良く挨拶してくれる。オープン戦でも良い試合をしている」

「心配なのは、このところの早稲田の下級生たちの雰囲気が、数年前の明治と似通っていること」

「挨拶すれば野球が上手くなるというわけではない。でも、学生スポーツのチームが弱くなる時期は、日常の基本的なことがきちんとできなくなっていく時と、えてして一致するものだ」

「例えば、差入れしてくださる女性ファンの方々だけに挨拶するというのではなく、グラウンドに来てくださるご年輩のファン、学生ファン、全ての皆さんに、きちんと挨拶してくれる早稲田の野球部であって欲しいですね」

野村監督時代の凛とした雰囲気が、ここ1、2年、少し薄れてきたことを、私も感じていました。

これがチーム低迷の前兆でないと信じたいですが、やはり不安です。

目に見えるところで基本的なことができていないということは、目に見えないところでも、きちんとできていない可能性がありますから。

主将や学生コーチたちの耳にも、こんなファンの声が届いていると良いのですが。


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駒澤大に完封負け

2009-09-06 15:26:16 | 大学野球
本日行なわれた駒澤大学との試合は、駒大先発の左腕・海田投手の快投の前に早稲田打線が沈黙。

二番手投手も打てず、最後まで三塁を踏むことができずに、0対3で完封負けしました。
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優勝パレード

2009-09-05 20:32:43 | 大学野球
現役野球部員たちと食事する機会があれば、私は必ず「四年生の時、できることならば秋のリーグ戦で優勝して卒業しようよ」と話しています。

四年生時に優勝した年次の部員たちは、卒業後も、まとまりが違います。
まとまりが良いチームだから優勝できるのだとも言えます。

そして、何よりも秋の優勝パレードは格別です。

日暮れの早稲田界隈を、校旗を先頭に行進する。
「学生スポーツの栄光、ここにあり」という歓喜の時です。

今年の四年生部員たちにも、こんな感動を味わって卒業してもらいたいと思います。

写真は、1979年(昭和54年)春の優勝パレードの際に、学生たちから歓喜の胴上げをうける岡田彰布選手。

岡田選手は、早稲田が戦後に生んだ最強の右打者です。

四年間の通算打率.379(リーグ歴代1位)
81打点(同1位)
20本塁打(同3位)
117安打(同6位)
ベストナイン5回
三冠王1回

そんな数々の輝かしい記録を残すスーパースター岡田選手でさえ、学生と等身大で喜びを分かち合う環境でした。
やはり学生スポーツは、こうでなければいけません。

最近でも、野村・前監督が就任直後の1999年(平成11年)春のリーグ戦で、8連勝して早明戦で優勝を決めた際に、神宮球場の出入口と送迎バスとの間に控え部員と一般ファンが人垣でビクトリーロードを作り、出場選手が一人ずつハイタッチで祝福されるという感動的な場面がありました。


しかし、ここ数年、神宮でも東伏見でも、選手と観客をフェンスや警備員が分離するのが当たり前になってしまいました。
実に淋しいことです。

一般ファンはともかく、少なくとも学生さんたちだけでも、選手たちと肩を組み、一体となって勝利の喜びを分かち合うことができるような大学野球であってほしいと、私は思います。
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秋季リーグ戦

2009-09-04 18:00:48 | 大学野球
日経新聞のコラム「私の履歴書」で、槇原稔さん(三菱商事・元社長、現相談役)の連載が始まりました。

第一回のコラムによれば、槇原さんは商社マンのお父上と共に英国で幼少期を過ごされたとのこと。

なんでも、同じ帰国子女でも5歳ぐらいまでに日本へ帰国してしまった人は英語をすっかり忘れてしまうものらしいのですが、槇原さんは7歳まで英国暮らしだったので、帰国後も英語を忘れなかった。
このことがその後の人生を変えたとおっしゃっていました。

それにひきかえ、私は富山県滑川市から、7歳の時に富山の方言にどっぷりと浸ったまま東京に戻ってきました。

何たる落差!!

次に生まれ変わる時は、英国駐在の商社マンの息子として生まれてくることができるよう、願掛けすることにします

私の父は、国際畑でもおかしくない、私より遥かに立派な学歴なんですけれど、純国内派で熱烈な六大学野球ファンした。
そして、その血を忠実に引き継いだのが私です…
(;^_^A


さて、東京六大学秋季リーグ戦の開幕まで、あと1週間。 
早稲田の初戦まで2週間です。

オープン戦を数試合残してはいますが、早スポの情報もめっきり減少し、開戦前夜のような雰囲気。

もはや野球部は本番モードに突入したといって良いでしょう。

幸い、万全のインフルエンザ対策が奏功して、主力選手たちの体調は万全の様子です。

第2週の東大戦の次に、第3週に早明戦という今季の組み合わせですから、最初の2カードで勢いをつけることが賜杯奪回の鍵になりそうです。

逆に、万が一、早明戦でつまずくと、いきなり大苦戦となりかねません。

とにもかくにも、9月のスタートダッシュが大切です。

ガンバレ早稲田!
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明治安田生命に勝利

2009-09-04 15:07:21 | 大学野球
明治安田生命との試合は、4対1で早稲田が勝ちました。

明治安田生命では、本田くんはベンチ入りするも出場機会なし。
しかし、松山の全早慶戦で好投した日野くんが、途中から登板したそうです。
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「早稲田を知る」

2009-09-03 20:25:37 | 早稲田大学
大学の歴史、そして校歌の歴史を学ぶ名物講義「早稲田を知る」が下記の日程で行なわれます。
いつもどおり、一般の方も聴講できます。

日時:10月8日(木曜日)18時15分から

場所:大隈講堂


さて、天下りに関する話題です。

邦銀時代、ある業界団体を構成員とする厚生年金基金の設立に携わったことがあります。

厚生年金基金とは、企業や業界団体とは別組織を設けて、構成員の役職員を対象とする企業年金制度を管理運営する組織。

就業規則、社員の年齢構成や男女比率、給与体系、平均勤続年数など様々な要素を勘案して制度設計するので、より企業の実態に則した企業年金制度をつくることができます。

厚生年金基金を設立するには、厚生省(当時)から認可を受けなければなりません。

私が携わった案件は、膨大な申請資料を作成・提出したのですが、なかなか認可が得られませんでした。

担当官に理由を訊くと、「年金事務の管理態勢が弱い」との返答。

色々と人選を見直して信託銀行OBを配置したりしても、どうにも審査が進展しません。

ある時、「どこかに適当な人材がいないものでしょうかねえ」と、当方がポロリと漏らすと、「貴行がご希望されるならば、探してみましょう。心当たりがないわけではない」と担当官。

暫く経って社会保険庁ノンキャリア職員のOBを紹介され、結構な年収水準でその人材を引き受けることになった途端に、懸案の年金基金の設立認可がおりました。
(><)

有能な人材、専門知識を要する分野の精通者を採用することに全く異論はありません。

でも、官公庁が有する許認可権が絡む場面でOB雇用の話が出てくるのは、やはり健全ではないと思います。

もう20年近く前の話ですし、現在の状況がどうなっているのかは分かりません。

しかし、新聞で報道される高級官僚ばかりでなく、いわゆるノンキャリア職員についても、きちんと監視すべきですね。

ところで、許認可権限を背景にした採用での特別待遇に加えて、天下りが世間で問題となるもう一つの理由は、天下りポストの職務と言うのが、一般的に、楽で割りの良いことが多いからです。

割の良い仕事のことを、英語でCushy Jobと表現することがあります。

本来、Cushyという単語は「クッションの利いた」という意味でして、例えばCushy Chair (クッションの利いた座り心地の良い椅子)というように使います。

それ意味を発展させて、Cushy Jobとすれば「楽な仕事」「割の良い仕事」「居心地の良いポスト」となるわけです。

ちなみに、知識や手間を要する容易ならざる仕事をTough Job、肉体的にキツイ仕事はBackbreakerあるいはDemanding Job、割の合わない仕事はThankless Jobと言ったりします。

官公庁で専門知識を培ってきた人材、民間では経験し得ないような職務を全うしてきた人材が、活躍の場を民間に移すことは大いに結構。社会にとってプラスになります。

大切なのは、官公庁における過去の最高職位に基づいて処遇を決めるPreferential Treatment(特別待遇)するのではなく、これから担当してもらう職務に係る職務能力基準に基づいて企業が採用の可否を判断すること、そして、報酬と職責が見合った、Equitable Treatment(公正な処遇)を行なうということです。
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