今さらながらだけれども、
文庫本になったのをきっかけに
“1Q84”を読み始めた。
村上春樹の本は“ノルウェイの森”以来だ。
あの時は、よくわからないまま読んだ記憶がある。
主(あるじ)曰く
「話が飛ぶし、たぶん忘れては読み…って感じになるんじゃない?」
だって。
確かにねえ、映画のストーリーも忘れちゃって、
テレビで放映されても新鮮なくらいなんだけどね。
あまり乗り気せずにページをめくっていくと…、
ぐんぐん引き込まれる。
想像もつかないほどの言葉の・知識の引き出しがあって、
それがここしかないんじゃないかってパズルのように
埋まっている感じがする。
そして、ああ、そうだったんだと思う一文に出会った。
ストーリーはさておききのことだけれど、
何で私はブログを書いてるのかなあ、
でもしばらく書かないと落ち着かなくなるなあ、
そんなハテナをバサーっと消してくれた。
『君が目にした風景を、君の言葉に置き換えて再構成している。
そして自分という人間の存在位置を確かめている』
ブログは自己満足の世界…。
だけど、ストンと落ちたのでした。
☆1984年…何してたかな…区切りの年でした☆