BAMBOO-JET  ~うみの部屋~

タケノコジェットでどこへでも!
読んだ本や見た映画、食べた料理、旅先、育児や日常のことなど、趣味をつらつら語ります

芝居小屋に連れて行かれる

2006-09-22 00:25:00 | のほほん日記
私の友人Eちんが先日勤め先の病院の慰安旅行で、青森と秋田の県境にある小坂という街で人情芝居を見てきたそうだ。
Eちんは電話で私にその面白さを熱心に語り、おまけに家までそのチラシを持ってきた。ぜひ私にも見せてあげたいと言うので、Eちんの空いてる今日・・・案内して連れて行ってもらった。
その芝居小屋というのが、「康楽館」という日本最古の歌舞伎小屋。もともとこの山の中に昔あった鉱山の慰安施設だったらしく、歴史はとっても深い。といっても銀座にあるようないつでも歌舞伎が見れるようなやつではなく、雪がないオンシーズン(4-11月)だけ毎日ここで、お芝居が行われてる。
見た目も立派で銀座の歌舞伎座のミニチュア版みたいなやつかなぁ。真正面から見た真っ白な洋風っぽい印象と、横から見ると木造のどっしりした作りがなんだか歴史が感じられる。舞台や観客の席がとっても近く親しみやすい。うちらは花道の脇のこ上がりのような席に案内してもらった。途中歩いた廊下が狭くて低くて、なんだか昔の建物っぽいなぁとワクワクしちゃったりして。私たちの席からは舞台が斜めながら良く見える。舞台前の席は老人の団体さんですでにいっぱいだった。といっても700人収容できるこの歌舞伎座らしいが、せいぜい平日の今日は100人ぐらいか。
さてEちんお勧めの今の常設は劇団「夢の旅」の公演だ。時代劇のお芝居なのだが、すごくありきたりの話なのに、やっぱり生だからだろうか、役者さんの演技がオーバーだからだろうか、けっこう面白い。そして期待した以上にお芝居はうまい。ヒロインの女の人はとってもキレイだったし、悪役の人はすごく面白かったし、団長さんで女形の方は見てるだけで迫力があって、歌舞伎の見得なんかがよく切っていて面白い。
時間は120分なんだけど、休憩を挟んで団長瞳ひろし(名前が受ける)の挨拶があったり、後半は歌のショーなんかがあったりなかなかバラエティ豊かだった。この手の昔からあるような庶民的なお芝居を見るのは私にとっては初めてなんですごーく新鮮だった。どっかの健康ランドとか、東京で言えば浅草であるような新宿のコマ劇でやってそうなお芝居です。
ちなみに11月には本物の歌舞伎が来るらしいです。たった一日ですが、松本幸四郎主演らしくて、これまたEちんとうわっ行きたいって盛り上がりました。HPで見たらはがきで抽選みたいです。さすが!有名人が出るのは違うなぁ。生歌舞伎、、、そういや私一度も見たことないのだよね。応募だけでもしてみようか。。。
康楽館 HP(http://www.town.kosaka.akita.jp/kourakukan/kourakukan.htm)
ちなみにここ、あらかじめ予約販売されてるお弁当を食べながら見ることができるのです。なんか江戸時代の芝居小屋みてぇ。。。そのお弁当見ましたがめっちゃうまそうです!!!