昨日カラスの子を保護しました。
GWの疲れと、
GW明けの仕事の忙しさに根をつめすぎて、
クタクタになりながら自宅に戻り、
少し休んで夕飯を食べてると、
父がうちのチャマ(猫・雄)がカラスの子供をくわえてやってきたと騒ぎだしました。
猫にかまれたために右の翼が傷ついて、ところどころ血が流れてます。
まだ雛とういう感じで、両手で押さえても口だけはパクパクしますが、鳴くことはしません。
暴れると鳥は捕まえるのが大変ですが、この子は飛ぶこともできない雛なので、怪我もしてることだし、とりあえず手短にあった木の籠(果物を入れてたやつ)にタオルをしいて寝かせました。
どうしたらいいのかわからず、オロオロしてました。
ぐったりしてる雛を見て、父ももうだめだろう・・・というのですが、だからといってまだ生きてるものをどうすることもできません。
私には殺すこともできないし、外には猫もいるし、どうしたものかと。
とりあえずマキロンを少しかけて。。。しみると大変痛そうです。血はすでに止まってましたが、それでも何かしないわけにいかないので、カーゼにオロナイン軟膏を塗って患部の上に乗せてやり、体の上にも別のタオルを乗せて様子を見ました。
何か食べ物をあげたほうがいいんじゃないかと父は猫缶の余ったヤツをあげようとしたのですが、受け付けません。
とりあえずそっとしておくのが一番いいと思い、猫が来ない私の部屋に連れて行きました。
父はどうせ死ぬだろうと思ったのか、私に埋めてやれ・・・(死んだら)と言い、温泉へ行ってしまった。
ただ死ぬのを待つなんて、なんともやり切れません。
いったい我が家の猫はどこから雛を持ってきたのか。
外は暗く何も見えないので、巣を探すこともできないし。
インターネットで鳥獣保護について調べてみました。
青森県にも動物愛護センターというものができました。
でもこれは犬や猫が中心で、けして野生動物というものではないし、野鳥の会経由であるサイトから県の鳥獣保護課の電話番号を突き止め、だめもとでかけてみました。そしたら8時という時間なのになんとつながりました。当直でしょうか?
事情を話してみると、カラスはどちらかといえば害獣(ハトもそうらしい)に価するので保護することはできないと言われてしまいました。むしろ県では駆除してる立場に当たるので助けることはできないと。可愛そうだけれども、、、と。
たしかに農作物やごみをあさる害獣としては、あまりにも有名なカラス。
むしろ駆除される立場なものを保護してほしいとお願いしたのは、間違いだったのですね。でもやっぱり目の前で弱っている雛を見ると害獣とかなんとかそんなことは言ってられない気になります。
何とか助けてあげたいと思うし。
個人で助けるのは別にいいと思います・・・とその方は言っておられたので、餌のことから手当ての仕方など聞きましたが、親切丁寧に教えてくれました。
ただ野鳥なので、どんなウィルスをもってるのかわからないし、今話題の鳥インフルエンザが先日白鳥から検出されたばかりなので、家の中では飼わない方がいいと薦められました。
しょうがないので外の物置の上にはしごで登り置いておきました。
一番いいのは巣に戻すこと、巣の近くに行けば親が警戒して鳴いたり旋回するのでわかります。。。とアドバイスを頂きましたので、明朝早起きして巣を探すことにしました。物置の上に置けば親鳥が見つけてくれるかもしれない。
でもそれこそ、望みは薄いし、それまで雛が生きてくれるかわかりません。
とても寒かったのでホッカイロも入れてあげました。
食べ物も水も受け付けず、嘴を硬く閉じて震えてます。息も荒いです。怪我してるからしょうがないけど、やはりダメなのだろうか。。。と何度も思いました。
また部屋に戻りネットで野鳥を保護した人のサイトを見て、巣から落ちたひな鳥の保護の方法や怪我した野鳥の保護の方法も書いてありました。
そこには鳥の雛は体温の低下が一番危険と書いてありました。また水分も人肌以上の暑い温度の水を与えることとかかれてます。
やはり物置の上は寒くて気になったので、物置の中に入れて朝まで待つことにしました。
水は飲みませんが、嘴につけておくだけでも違います。
赤い色の消毒薬を翼につけてあげました。
もう血もだいぶ固まって黒い羽とわからないくらいです。
その日はそれで寝ました。クタクタに疲れていていましたが、また変な夢を見て朝4時に起きてしまいました。どうも鳥のことが気になってしょうがないみたい。
なので自分の目覚しよりも早い時間でしたが、起きて巣を探すことにしました。
死んでるかもしれない・・・と思って物置を見たら動いてました。
相変わらずクタっとしてますが、生きてます。
そこへカラスの鳴き声が聞こえました。
うちの周りにはよくカラスがいるので珍しくもなんともないのですが、やはり子のこの親かもしれない。
私はカラスの鳴く方向、飛んできた方向を見て、一か八かわからないけど、道路を越えた向こうのりんご畑へ雛の籠を持って試しに進みました。
電線や鉄線にカラスが何羽か止まって鳴いています。
仲間のカラスを呼ぶかもしれない。この子の親に教えてくれるかもしれない。
カラスのコミュニケーションはわかりませんが、自分の子供ではないとまったく無視される可能性もあるし、畑を少し入ると川のそばに桜と低い何かの木がありました。その時は気がつきませんでしたが、よく見るとその木に巣があったのです。
私は道路の右の畑の木を見て周るか。。。左の畑の木を見て周るか悩みました。
頭上で鳴いているカラスが何かを意味してるのではないか?
そしてうちの猫の行動範囲などたかが知れてるだろうと思ったのです。
だから巣はそんなに遠い場所にあるわけがないと。
頭上で旋回するカラスを見ていて、昨日役所の人が言った言葉を思い出しました。
それで一番近くにあった目立つ木、さっき話していた低い木の上のほうにわかりにくいけどよく見ると巣らしきものを発見しました。
あれがカラスの巣かどうかはわからない、、、カラスの巣にしては小さい木もする、、、だけど、カラスがこんなに鳴いてるし、きっとこれに違いない。
と家へ戻り、3mの2つ折のはしごを倉庫から引っ張り出して、寝てる父をたたき起こしました。
父は雛が死んだとばかり思ってたものだから、驚いてたし、いきなり巣に私が連れて行くからびっくりしつつ、はしごを木にかけて登って巣を見てもらいました。
低い木と入っても6mのはしごをかけてやっと巣が見えるかどうかの高さですが、父は雛が他にいると言いました。しかもカラスの子供だそうで。。。
ビンゴ!!と私は思いました。
やはりこの木でよかったのか。
うちに猫の行動範囲とからすの警戒の鳴き声に旋回、、、きっと雛は巣から落ちてしまったのでしょう。
それをうちの猫に見つかって連れ去られたんだ。
可愛そうに、、、よくがんばったねぇ、、、と今度は私がはしごによじ登り巣に雛を戻しました。巣はすごく立派なもので、きれいに小枝をお皿状に組んであり、真ん中に黒い別の雛が行儀よく座っておりました。大きさも保護した雛とまったく同じ。きっと一緒に生まれた雛に違いない。
私は籠から雛を片手で持ち上げ、それまでぐったりしてたのにその時雛は目を開けて少しばたつきました。まだそんな元気があったのですね。それともやはり巣に戻れるのがうれしいからか。別の雛を寄せてその脇に入れてやりました。
とりあえず雛を巣に戻すのが一番いいと思う。
雛がこれから巣立てるかどうかはわからないけど、
やはり親が一緒にいてくれるほうがそれが野生の動物には一番いいと思う。
私達にできるのはもうここまでです。もう近くには寄らないほうがいいだろうけど、どうか生きててほしいと思います。
カラスは害獣だと役所の人は言ってたけど、私はあの子が無事でいてほしいと願うばかりです。
GWの疲れと、
GW明けの仕事の忙しさに根をつめすぎて、
クタクタになりながら自宅に戻り、
少し休んで夕飯を食べてると、
父がうちのチャマ(猫・雄)がカラスの子供をくわえてやってきたと騒ぎだしました。
猫にかまれたために右の翼が傷ついて、ところどころ血が流れてます。
まだ雛とういう感じで、両手で押さえても口だけはパクパクしますが、鳴くことはしません。
暴れると鳥は捕まえるのが大変ですが、この子は飛ぶこともできない雛なので、怪我もしてることだし、とりあえず手短にあった木の籠(果物を入れてたやつ)にタオルをしいて寝かせました。
どうしたらいいのかわからず、オロオロしてました。
ぐったりしてる雛を見て、父ももうだめだろう・・・というのですが、だからといってまだ生きてるものをどうすることもできません。
私には殺すこともできないし、外には猫もいるし、どうしたものかと。
とりあえずマキロンを少しかけて。。。しみると大変痛そうです。血はすでに止まってましたが、それでも何かしないわけにいかないので、カーゼにオロナイン軟膏を塗って患部の上に乗せてやり、体の上にも別のタオルを乗せて様子を見ました。
何か食べ物をあげたほうがいいんじゃないかと父は猫缶の余ったヤツをあげようとしたのですが、受け付けません。
とりあえずそっとしておくのが一番いいと思い、猫が来ない私の部屋に連れて行きました。
父はどうせ死ぬだろうと思ったのか、私に埋めてやれ・・・(死んだら)と言い、温泉へ行ってしまった。
ただ死ぬのを待つなんて、なんともやり切れません。
いったい我が家の猫はどこから雛を持ってきたのか。
外は暗く何も見えないので、巣を探すこともできないし。
インターネットで鳥獣保護について調べてみました。
青森県にも動物愛護センターというものができました。
でもこれは犬や猫が中心で、けして野生動物というものではないし、野鳥の会経由であるサイトから県の鳥獣保護課の電話番号を突き止め、だめもとでかけてみました。そしたら8時という時間なのになんとつながりました。当直でしょうか?
事情を話してみると、カラスはどちらかといえば害獣(ハトもそうらしい)に価するので保護することはできないと言われてしまいました。むしろ県では駆除してる立場に当たるので助けることはできないと。可愛そうだけれども、、、と。
たしかに農作物やごみをあさる害獣としては、あまりにも有名なカラス。
むしろ駆除される立場なものを保護してほしいとお願いしたのは、間違いだったのですね。でもやっぱり目の前で弱っている雛を見ると害獣とかなんとかそんなことは言ってられない気になります。
何とか助けてあげたいと思うし。
個人で助けるのは別にいいと思います・・・とその方は言っておられたので、餌のことから手当ての仕方など聞きましたが、親切丁寧に教えてくれました。
ただ野鳥なので、どんなウィルスをもってるのかわからないし、今話題の鳥インフルエンザが先日白鳥から検出されたばかりなので、家の中では飼わない方がいいと薦められました。
しょうがないので外の物置の上にはしごで登り置いておきました。
一番いいのは巣に戻すこと、巣の近くに行けば親が警戒して鳴いたり旋回するのでわかります。。。とアドバイスを頂きましたので、明朝早起きして巣を探すことにしました。物置の上に置けば親鳥が見つけてくれるかもしれない。
でもそれこそ、望みは薄いし、それまで雛が生きてくれるかわかりません。
とても寒かったのでホッカイロも入れてあげました。
食べ物も水も受け付けず、嘴を硬く閉じて震えてます。息も荒いです。怪我してるからしょうがないけど、やはりダメなのだろうか。。。と何度も思いました。
また部屋に戻りネットで野鳥を保護した人のサイトを見て、巣から落ちたひな鳥の保護の方法や怪我した野鳥の保護の方法も書いてありました。
そこには鳥の雛は体温の低下が一番危険と書いてありました。また水分も人肌以上の暑い温度の水を与えることとかかれてます。
やはり物置の上は寒くて気になったので、物置の中に入れて朝まで待つことにしました。
水は飲みませんが、嘴につけておくだけでも違います。
赤い色の消毒薬を翼につけてあげました。
もう血もだいぶ固まって黒い羽とわからないくらいです。
その日はそれで寝ました。クタクタに疲れていていましたが、また変な夢を見て朝4時に起きてしまいました。どうも鳥のことが気になってしょうがないみたい。
なので自分の目覚しよりも早い時間でしたが、起きて巣を探すことにしました。
死んでるかもしれない・・・と思って物置を見たら動いてました。
相変わらずクタっとしてますが、生きてます。
そこへカラスの鳴き声が聞こえました。
うちの周りにはよくカラスがいるので珍しくもなんともないのですが、やはり子のこの親かもしれない。
私はカラスの鳴く方向、飛んできた方向を見て、一か八かわからないけど、道路を越えた向こうのりんご畑へ雛の籠を持って試しに進みました。
電線や鉄線にカラスが何羽か止まって鳴いています。
仲間のカラスを呼ぶかもしれない。この子の親に教えてくれるかもしれない。
カラスのコミュニケーションはわかりませんが、自分の子供ではないとまったく無視される可能性もあるし、畑を少し入ると川のそばに桜と低い何かの木がありました。その時は気がつきませんでしたが、よく見るとその木に巣があったのです。
私は道路の右の畑の木を見て周るか。。。左の畑の木を見て周るか悩みました。
頭上で鳴いているカラスが何かを意味してるのではないか?
そしてうちの猫の行動範囲などたかが知れてるだろうと思ったのです。
だから巣はそんなに遠い場所にあるわけがないと。
頭上で旋回するカラスを見ていて、昨日役所の人が言った言葉を思い出しました。
それで一番近くにあった目立つ木、さっき話していた低い木の上のほうにわかりにくいけどよく見ると巣らしきものを発見しました。
あれがカラスの巣かどうかはわからない、、、カラスの巣にしては小さい木もする、、、だけど、カラスがこんなに鳴いてるし、きっとこれに違いない。
と家へ戻り、3mの2つ折のはしごを倉庫から引っ張り出して、寝てる父をたたき起こしました。
父は雛が死んだとばかり思ってたものだから、驚いてたし、いきなり巣に私が連れて行くからびっくりしつつ、はしごを木にかけて登って巣を見てもらいました。
低い木と入っても6mのはしごをかけてやっと巣が見えるかどうかの高さですが、父は雛が他にいると言いました。しかもカラスの子供だそうで。。。
ビンゴ!!と私は思いました。
やはりこの木でよかったのか。
うちに猫の行動範囲とからすの警戒の鳴き声に旋回、、、きっと雛は巣から落ちてしまったのでしょう。
それをうちの猫に見つかって連れ去られたんだ。
可愛そうに、、、よくがんばったねぇ、、、と今度は私がはしごによじ登り巣に雛を戻しました。巣はすごく立派なもので、きれいに小枝をお皿状に組んであり、真ん中に黒い別の雛が行儀よく座っておりました。大きさも保護した雛とまったく同じ。きっと一緒に生まれた雛に違いない。
私は籠から雛を片手で持ち上げ、それまでぐったりしてたのにその時雛は目を開けて少しばたつきました。まだそんな元気があったのですね。それともやはり巣に戻れるのがうれしいからか。別の雛を寄せてその脇に入れてやりました。
とりあえず雛を巣に戻すのが一番いいと思う。
雛がこれから巣立てるかどうかはわからないけど、
やはり親が一緒にいてくれるほうがそれが野生の動物には一番いいと思う。
私達にできるのはもうここまでです。もう近くには寄らないほうがいいだろうけど、どうか生きててほしいと思います。
カラスは害獣だと役所の人は言ってたけど、私はあの子が無事でいてほしいと願うばかりです。