黒石を後にし、Tちゃんと今回は西目屋の白神山地へ遊びに行きました。
まだ雪が解けたばっかりの白神ラインは5月25日に開通したばかりだそうです。
本格的なオンシーズン前ということで、キャンプ場その他の施設には車が少なかった。
ここのキャンプは思い出の場所で、いわゆる私と彼氏の2年前の出会いの場。
ここでのキャンプから始まったといっても過言ではない。
なんだか懐かしいな。。。と思ってしまった。
さて、行こうと思っていた暗門の滝コースは通行止めになっていました。
残念。。。さすがに白神山地、まだ雪深いのでしょう。
しかし案内板で一部の探索コースとマザーツリーのコースは○になってたので、私達は開通した白神ラインを登り、津軽峠まで行ってみることに。
ここからマザーツリーまではすぐそこ!
このマザーツリーは樹齢400年を超える巨大なもの。
白神山地はブナの原生林で、青森秋田にまたがり世界自然遺産になっています。
屋久島の縄文杉を見た方は小さいと思うかもしれないけれど、基本的にぶなの木は細いのですよ。
寿命は300年といわれてる中で、推定で400年を超えるものはすごく立派なんです。
なんだか風格のある姿で真下から見ると、威厳を感じさせます。
私はブナの木は大好きですね。
そこから少し歩いていくと前が開けて、白神山地が見渡せます(一番上の写真)。
この奥が秋田・青森にまたがる白神山地のコアな部分。
古くからマタギが熊猟でかけめぐった山々です。
実際世界遺産に指定されてる保護区域はこの山の奥のほうであります。
いかに白神山地が広いのか、、、と思いますね。
10年前にまだ津軽峠がさほど注目されてなかったとき、ここの道路を3時間かけて岩崎から弘前へ渡り、そのとき峠から見た雪を抱いた白神の山々を見たとき、まるでヒマラヤ山脈を眺めるような不思議な衝撃を受けました。
神様が宿る場所。。。というか、人の居ない秘境というか、とにかく日本にこのような場所(それも自分のすぐ近く)があったのかと驚いたものです。
あれから時は過ぎてあのようには今は感じませんけれど・・・観光地化されたからかな?
その後は、ブナの巨木の森コースを下りました。
昨日まで雨が降っていたために、少しぬかるんでいてトレッキングシューズが大活躍しました。
新緑の緑が美しく、可憐な白い花も咲いてました。
ブナの腐葉土が(去年落ちた葉っぱ)フカフカでしたね!
ブナの木はほとんどの葉が1年で落ち、それが腐葉土と呼ばれる土になります。
これは水分や養分を蓄えます。
腐葉土のお陰でブナの根元にはたくさんの水が蓄えられるといい、自然のダムと言えるくらいの貯水能力があるんです。
コースはハードだったけど、すごくリフレッシュできました。
またキャンプ場に戻り、その近くでもブナの探索コースがあったので回りました。
一面の緑にブナの巨木達。
自然と触れ合うのはほんとに気持ちがいいものです。
けっこう歩いたのですごくいい汗をたくさんかきました。
思わず温泉へ行きたくなるくらいです。
白神山地は私達の宝・・・。
この森がいつまでもこのようにいられたらイイなぁと思いました。