弘前公園の北側に「仲町地区伝統的建造物」という一角があります。
このあたりの雰囲気は城下町の弘前の中でも吐出していて、武家屋敷がいくつか保存され残っています。
公開期間は決まっていますが見学もでき、以前から気になってたのでウォーキングがてら覗いてきました。
仲町の入り口です。
住宅の間の道路沿いにサワラ生垣が青々していてとてもきれい。
こちらは一般の住宅ですが、見た感じ普通の家には見えないです。
条例などでこういう建築にするよう決まっているのでしょうか。
公開されている武家住宅は4つですが、それ以外はすべて普通に人が生活している家です。
こちらは笹森家です。
他の場所に建てられていたものを移築したそう。
もともと仲町にあるのは下級武士が中心。
案内員さんの話によると上級武士は追手門付近、今の市役所や裁判所があるあたりにあったらしい。
こちら(北側)は築城当時(4代目藩主まで)表側の玄関だったらしく、その守りを固めるために藩重臣の子弟を配置した侍町となったそう。
下級武士の家なので大きくはないですが、昔のままの梁や柱などが残されていますので歴史が感じられます。
また最近まで人が住んでいたので、台所に今の水道の蛇口などが取り付けられてたりと生活の名残も見られます。
こちらは奧のほうにある茅葺き屋根の梅田家。
こじんまりしてます。
他の公開住宅と比べるとすごく古風で味があります。
写真にはないですが公開住宅のうちの岩田家は、
もともと上杉謙信の部下だったらしく、
それが津軽家に召し抱えられた経緯などが掲げられていて驚きがいっぱいです。
またもう一つの伊東家は藩医の住居なのでこれまたほかの住居とは雰囲気が違います。
どの家も(下級武士なので)小さいですが、時代劇に出てくる武士の家の雰囲気そのものです。