紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

新興勢力に御注意!

2006-10-01 22:13:35 | おでかけ
 先日9月20日の「交通安全運動は有効か?」というブログを書いたとき、ちらっと滋賀県の秋の観光名所「湖東三山」のリンクを貼らせていただいた。シーズンになると観光客がどっと押し寄せる古刹である。

 今日は夫H氏と、伊賀上野の陶潔ニの友達のささやかな個展があるという知らせをいただいたので、行ってみる事にした。車中「善水寺」の横を通り過ぎたとき、マイナーな観光名所の新たなキャッチフレーズができたことをH氏より聞く。

 「湖東三山ってあるやろ? あれのパクリで『湖南三山』ってできたの、知ってる?」
「え~~!? しらんしらん!」
「甲西の観光事業でつくりよったねん。そしたら、それがあたってなあ。湖東三山って、人がいっぱい行くし、満員やろ。そやし溢れた人が、そんなら湖南三山へいこか、ってなったらしいわ」
「なるほどなー。国宝級のお寺なんて、ごろごろあるもんなー。みうらじゅんも、『見仏記』で滋賀県のお寺、宣伝してくれてはるしなー」
「そやし、大変らしいで。いままで一日何十人程度の観光客しか行かへんかったのに、突然問い合わせが一杯来て、何百人て来るんやもん、そら寺かて大変やろ。湖南三山パックもできてるらしいで」

 あ~、そんなに人がいっぱい行ってメジャーになる前に、行っとけばよかったなあ。湖南市の常楽寺/長寿寺/善水寺。京都や奈良とはまた違う趣が、近江の寺社にはあるもんなあ。

 しかしそのうちに「湖北三山」や「湖西三山」なんかもできるのではないかと、少しばかり楽しみにしている。

 そういえば滋賀県高月の向源寺(渡岸寺)の十一面観音像が、東京国立博物館に単身赴任しているそうなので、東京在住で仏像好きの方は、ぜひ一度ご覧になることをお勧めします。あと1ヶ月ほど先の話ですが。(11月7日~12月3日)

*ちょっと淋しいお知らせ。

 1月7日のブログで紹介しました「蕎麦松尾」ですが、本日立ち寄ったところ、すでに営業をされていませんでした。お店はあるのですが、中は陶器のギャラリーになって、おそば屋さんの頃の椅子などがぞんざいに置かれ、カウンター席から見えた調理場も布でしっかりと仕切られてしまっていました。

 中で時計を直しておられたおばさまに聞けば、「おそばのお店は、(伊賀)一の宮のIC(をおりたあたり?千歳という場所)にあるから、そちらの方で」ということでした。(最寄りの駅はJR佐那具)
 あまりの気落ちに、なぜ閉店されたのか、おばあちゃんはどうされたのかも聞けずじまいでしたが、しかし去年セーフで間に合って一度は行けたんだから、と自分を慰めています。