紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

完敗を喫す。

2006-10-14 21:33:51 | ノンジャンル
 毎日ブログを書いていて楽しいのは、アクセス解析である。テーマを限定しないブログなので、幅広い(広すぎる)検索ワードでお客さんがみえるのが面白い。同じ検索ワードには多くて3件、半分以上は1件というばらつきだ。

 しかも検索ワードのひとつひとつがマニアック! 固有名詞などは、書いた本人すら忘れかけていたりして、「それ、だれだっけ?」なときすらある。「平和ラッパ」「淀川五郎」「たら丸」「イーネくん」「ウメカヨ」と、全然一般的でない名前が並ぶ。

 一方「イラガ」「ヤツガシラ」「ハリガネ虫」など昆虫名は、細く長く浮上してくる。

 やはり「パルナス」「リリエンベルク」「そば松尾」など、食べ物関係(のお店)の名前や「船岡温泉」「伊賀上野」「湖東三山」などの観光地!?も、思い出したようにぽつりとでてくる。

 「湖東三山」といえば、その後「湖北三山」「湖西三山」などの検索ワードがあがってきたので「ええっ! いつのまにそんなものが?」と、googleで検索をかけたら、単にブログに書いた人の記憶違いで、内容は「湖東三山」だったりした。「湖北」「湖西」はともに、まだ「三山」は存在していない。

 検索ワードに「虚無僧」が浮上してきたときは、とてもうれしかった。もちろん1件だったが、「もしかして、あなたも虚無僧のことが気になってしょうがなかった人だったの?」と、ハグして盛り上がりたいような気分になってしまった。

 なかで一番の仰天は畑の土づくりの化学肥料「金星化成」が検索ワードにあがったときだった。「金星化成」の関係者だったのだろうか・・・謎である。

 しかし、である。ここ最近、かつてない異変が続いている。

 このブログのタイトル「紙魚子の小部屋」は、始まってから独走で1位を走っていた。多い時には二桁の数字をだしていた(少なっ!) それが、連日2位になってしまっている。原因はNHKの朝ドラだ。「芋たこなんきん」である。

 「紙魚子の小部屋」の3~4倍を「国村隼」検索ワードでヒットしてきてくださっている方々がいらっしゃるのだ。

 その方々には深くお詫びをしたい。たいした「国村隼」情報がなくてごめんなさい。

「ふたりっこ」に出ていた国村さんは、棋士団体「奨励会」の猿渡先生という役どころ。高潔の名人(桂枝雀)の子分でもあり、上にはへこへこ、下(敵)には厳しいというちょっとヤな役柄だった。
 でもプロをめざしながらも、あまりに性格が良すぎて勝負師には向かない棋士に、思いやりゆえに厳しいことも言うといった心優しい一面もあったりして。真面目な性格故、子どもに(マナカナ)からかわれるコミカルな場面もあり、脇役ながらインパクト大、目の離せないキャラだった。私の知る「国村隼」情報はこんなところでしかない。

 今回の「芋たこなんきん」の国村隼さん、満開である。彼が出ている時には、瞬きもままならないくらい、こまかい撃ナ演技をされている。徳永先生=健次郎さんの出番には、くしゃみすらがまんする私である。藤山直美さんの大技を、柔道のように相手の力を利用して投げ飛ばすような、どきどきする(たぶん本人達も心地良さげな)楽しいバトルが繰り広げられている。

 「紙魚子の小部屋」を大差でしのぐ「国村隼」さん。完敗したとはいえ、心はいつもに増して軽やかである。